離乳食が3回食になると、作るのも大変と思うママさんはいませんか?
そんな離乳食作りに悩むママさんにおすすめな方法が「取り分け離乳食」です。ポイントを押さえると簡単! ママ・パパのご飯も一緒にできます。
ポイント1 素材選びに注意しましょう!
・野菜や果物などはできるだけ新鮮なもの・旬のものを選びましょう。
・お子さんにも食べやすい・使いやすい食材を使って大人の食事を作ります。
*脂分の多い肉類やタコ・イカ・貝類など歯ぐきでつぶし切れないものは、離乳食には向きません。
例)脂分の多い肉類→合い挽き肉・鶏もも肉・牛肉の薄切り・鶏のササミ
タコ・イカ・貝類→ツナ・しらす・めかじき・生鮭・新鮮なお刺身(ソテー)
ポイント2 味付け前に取り分けましょう!
・大人用の味付けでは濃すぎるので、味を付ける前に取り分けます。
・取り分けたお子さま用は、だし・野菜スープ・調味料(少々)などを使って薄味に調えます。
ポイント3 かたさ・切り方・大きさを工夫をしましょう!
・取り分けた食材は、月齢に応じてやわらかさ(加熱)を調節します。
*野菜などは、大人用に大きさに切り加熱した方が全体的にやわらかくなります。
・お子さんが食べやすく持ちやすいように切ったり、とろみを付けます。
*とろみ:片栗粉、オクラ、納豆などのネバネバ食材。
お子さんの「楽しい」食経験のために、ママの愛情を加えたメニュー作りをしましょう!
手づかみでポリポリ、「かんで食べられる」・「自分で食べられる」ポリポリ☆野菜スティックのご紹介です。おやつにもオススメです!
☆野菜スティック☆ *材料*(2人分+お子様1人分)
材料(野菜スティック) 人参 きゅうり 大根 ○すし酢 ○水 ○砂糖 |
分量 5cm 1本 5cm 80cc 40cc 大さじ1~2 |
*作り方*
*お野菜は、お好みのお野菜をお使いください。
手づかみでカミカミ、「かんで食べられる」・「自分で食べられる」カミカミ☆ベジハンバーグ
のご紹介です。
☆ベジハンバーグ☆ *材料*(2人分+お子様1人分)
材料 合い挽き肉 玉ねぎ ○パン粉(お麩) ○牛乳(豆乳) お好みのお野菜 卵 <塩・かつお節・醤油> 塩 こしょう・ナツメグ |
分量 220g 1/2個 1/4カップ 大さじ1 1/2 適量 1/2個 少々 小さじ1/2 各少々 |
材料(ソース) トマトケチャップ ウスターソース
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分量 大さじ3 大さじ1 1/2
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*作り方*
*お好みの野菜は、旬の野菜・使いやすい野菜などをお使いください。
*お野菜は、月齢によってペースト(茹でない)から固形(小・中・大)に進めていくと食べやすいです。
大人と同じような物が食べられるようになりますが、そのままでは味が濃く、固いです。また、塩分は大人の1/4程度です。香辛料や添加物も注意し味付けの濃い食事は避けましょう。1度濃い味を覚えてしまうと薄味を嫌がります。お子さんによって個人差があります。焦らず合った分量、かたさに調節して下さい。
離乳食が栄養の主体となります。この時期は、手づかみ、スプーンやフォークを持ちはじめる頃です「かんで食べること」・「自分で食べること」を習慣づける工夫をしましょう!
<遊び食べさせないポイント!>
①お腹が空いてないのに食べさせていませんか?
→お腹が空いていないと食べれません。
②お子さんと一緒に食事を食べていますか? 一人で食べさせていませんか?
→「美味しいね」・「上手だね」と声掛けをしながら一緒にご飯を食べましょう。
③離乳食が柔らかすぎたりしていませんか?
→手で持ちにくい、食べにくい。
※1歳頃の赤ちゃんの集中力は長くて10分くらいです。食べ物を自分で口に運ばなくなったらママが手伝って食べさせてあげましょう。30分くらいで食事の時間を終わらせるよう「ごちそうさまですか?」、「お片付けしますよ」と声をかけてから片付けましょう。
手づかみ・取り分け離乳食 は、自分で上手に口に運んで食べること で「1人でできた!」という達成感が食べる喜びとなり、食の興味(もっと食べたい・こう食べると食べやすい)にもなります。 お子さんにたくさん味・食材の形状の体験をさせ「食」の土台を増やしていきましょう!
次回は、「簡単!ママの手作りおやつ(1歳~)
」をご紹介します。お楽しみに!藤岡 まき子 【フード・起業コーディネーター】
記事テーマ
離乳期・幼児期は「食べる」基礎をつくる大切な時期です。お料理上手でなくてもいいんです!たくさんの食材の味を経験させ「食」の美味しさと楽しさを伝えましょう!食育・離乳食・幼児食・味覚形成・マザーフードなど「楽しく!」をポイントに家庭で実践できる食育をご紹介します。