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離乳食の進め方/2014年10月

離乳食をスムーズに始めるポイント!

離乳食、いつから始めたらいいのでしょうか?

 

離乳とは、母乳(ミルク)を「飲む」から幼児食を「食べられる」ように移行する過程をいいます。赤ちゃんの機能発達によって不足する必要な栄養を補給する必要があり、これを離乳食と言います。離乳食で一番大事なことは、食べる「楽しさ」を教えることです。離乳食は、「5~6ヵ月から始めましょう!」と言われますが、月齢に合わせ急いで進めることは望ましくありません。

 

なぜならば、赤ちゃんの成長はそれぞれ違うからです。 赤ちゃんの様子を観察し、赤ちゃんの体と心の準備ができたらスタートしましょう。そろそろ離乳食の時期かなと思ったら1~2週間前から準備を始めましょう。

 

<離乳食を始める前の準備>

*この準備時期が離乳食をスムーズに進めるポイントです!

 

●食に興味を持たせる・・・食べているところを見せてあげる。

(お口を動かしたり・よだれ)

 

●お口にスプーンが入るのを慣れさせる・・・スプーンをおもちゃのように持たせ遊びの中で慣れさせる。

(持たせている間は、目を離さないよう注意してください。)

 

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*大人でもいきなり口の中に異物が入り込んでくると「ペェ」と吐き出してしまいます。赤ちゃんなら、なおさらです。離乳食が始まる前に、ママも赤ちゃんも一緒に準備を始めましょう。

 

 <離乳食スタートのサイン>

  • 首がしっかりすわり、支えてあげると座れる。
  • 大人が食べているのを見て食べたそうにする。
  • スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる。

 

赤ちゃんの準備ができたら、いよいよ離乳食開始です。。・。。赤ちゃんにも個性があります。成長・発達・食欲にあわせ、無理なく楽しく離乳食を始めましょう!

離乳食の進め方

赤ちゃんの食欲・成長・発達(消化機能・咀しゃく)の様子を見ながら進めましょう。初めての食材は、1日1さじからスタートし、少しずつ食べられる量・食品を増やしていきましょう!

 

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<離乳食の進め方>

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*「授乳・離乳の支援ガイド」「改定 離乳の基本」より一部抜粋(厚生労働省)

 

<離乳食の役割>

●咀しゃく機能の発達

それぞれの時期にあった大きさ・固さの離乳食を与える。

 

●消化機能の発達

柔らかい物から固形物に近づける。

 

●五感の発達

味・香り・舌触り・色・形など。

色々な食の経験を通じ、なんでも美味しく食べられる土台を作っていきます。

 

最初はうまく進まなくても焦らず「少しずつ」が大切です。嫌がるときはしばらくお休みをして、時間をかけてゆっくりと進めていきましょう!

離乳食の留意点

<衛生面> 

・赤ちゃんは、感染に対する抵抗が弱いので、食品を衛生的に扱うことが大切です。食材が直接触れる調理器具、まな板などは雑菌の付着率が高いので、使用後はしっかり洗い乾かしましょう!

 

<鉄分>

・生後9ヵ月以降の赤ちゃんの鉄分不足に注意しましょう。

*赤身魚や肉、レバーなどを工夫して使いましょう。

 

<アレルギー>

・赤ちゃんにアレルギーが出やすい食材としては、1.卵・2.牛乳・3.小麦粉 などが挙げられます。全ての赤ちゃんにアレルギーが出るわけではありませんが、これらの食材を与える場合には、注意深く赤ちゃんの様子を観察し見守リましょう。 

 

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卵(離乳食中期~完了期)や牛乳(1歳)など、月齢の早い段階で与えてはいけない食材もありますので十分注意しましょう。卵は、1歳まではしっかり加熱し火を通し、初めての食材は1さじからはじめましょう。

 

 。。。*乳児ボツリヌス症予防のため、はちみつは満1歳を過ぎてから与えましょう。

 

<誤飲>

・豆類は、誤って気管支に入りやすいので3歳頃までは控えましょう。*使う場合は、ペースト・みじん切りなどで使用してください。

 

 その他にも、ナッツ類、丸い飴、ブドウ、プチトマト、もち、ちくわ、こんにゃく入りゼリーなども注意。 

 

 離乳食を始める時期は、赤ちゃんの様子を観察し、赤ちゃんの体と心の準備ができたらゆっくり焦らずにスタートしましょう!

 

次回は、「味覚を育てよう!」をご紹介します。お楽しみに!  

Mama's profile/プロフィール

藤岡 まき子

藤岡 まき子 【フード・起業コーディネーター】

記事テーマ

Happyママのための食育講座 ~食育・味育・クッキング育~

離乳期・幼児期は「食べる」基礎をつくる大切な時期です。お料理上手でなくてもいいんです!たくさんの食材の味を経験させ「食」の美味しさと楽しさを伝えましょう!食育・離乳食・幼児食・味覚形成・マザーフードなど「楽しく!」をポイントに家庭で実践できる食育をご紹介します。

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