子どもと一緒にお料理? 一緒にできるのか心配と思いの方もいらっしゃると思いますが、ポイントをつかむと親子で楽しくお料理をすることができます。
親子クッキングは、食育はもちろん親子のスキンシップ・コミュニケーション時間を持つこともできます。けがや事故のないよう進めましょう。
①気持ちに余裕を持ちましょう
・子どもがお料理をするとどうしても大人より時間がかかってしまいます。集中する時間が短いので飽きてしまうこともありますが、おおらかな気持ちで見守りましょう。簡単・短時間でできることから始めましょう。
②お料理前の準備
・身だしなみを整えましょう。髪の毛が長い子は、髪をまとめます。爪が伸びている子は短く切ります。
・お手本を見せながら手よく洗いましょう。この時期は、まだ一人で上手に洗えません。最後は親が洗ってあげましょう。
・汚れても大丈夫なようにエプロンをつけましょう。
③けが・事故に気を付けましょう
・キッチン・作業台を整理整頓してから料理を始めましょう。調理中に手などがあたり調理器具が落ちけがや事故につながる危険性があります。
・動きやすいまな板やボウルなどの下には濡れ布巾を置くと滑りにくくなります。
・作業台が高い場合は、踏み台や低いテーブルなどを使用してください。
自分で作ると食べるのも楽しくなります。お料理を通しての達成感が自信につながり、またお料理したいという気持ちにさせてくれます。小さいころから食材に触れることは食育にもつながります。
こねこねクッキー、捏ねる!型で抜く!を楽しんで一緒に作りましょう。
お子さんの好きな形の型抜きなどを使うと楽しく作れます。
最初にお手本を見せてあげると真似をしてできるようになります。難しい時は、手を添えて行ってください。
☆こねこねクッキー☆
材料 無塩バター 砂糖 卵黄 ●薄力粉 ●アーモンドプードル 塩 野菜パウダー・ココア |
分量 35g 35g 15g 80g 20g ひとつまみ 適量
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*作り方*
1.ボウルにバターを入れ、ホイッパーでクリーム状になるまですり混ぜグラニュー糖と塩を加えさらに白っぽくなるまで混ぜます。
(バターが重いのでここは親が混ぜます。)
2.溶いた卵黄を少しずつ加えホイッパーでよく混ぜます。
(少しずつ卵黄を入れてあげお子さんにホイッパーで混ぜてもらいます。)
3.ふるった粉類をすべて加え、ヘラに持ちかえ粉気がなくなるなり全体にしっとりするまで混ぜます。さらに手で生地がなめらかになるまで少し捏ねます。色生地を作りたい場合はここで野菜パウダー・ココアなどを使い色を付けます。
(粉類を混ぜるのは難しいので捏ねる作業を一緒に手伝ってもらいます。)
4.ラップに包み冷蔵庫で30分程寝かせます。
5.ベーキングシートの上に生地を置き、3~5mmの厚さに麺棒で均一に伸ばします。クッキー型で抜き成形します。
(丸・ハート・動物型などお好みの型で一緒に抜きます。型は、プラスチックの物がおすすめです。)
6.170度のオーブンに入れて12~15分焼いたら出来上がりです。
*注意*
・お子様から目を離さないでください。
・オーブンを使用中は、オーブンに触れないよう気を付けてください。
・お子様の成長にあわせ出来る作業を一緒に行ってください。
まぜまぜフレンチトースト、型で抜く!混ぜる!を楽しんで一緒に作りましょう。
☆フレンチトースト
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材料 食パン 卵 豆乳(牛乳) 砂糖 バター |
分量 2枚 2個 大さじ6 大さじ1/2 適量 |
*作り方*
1.食パンを食べやすい大きさに切る・型抜きします。
(型抜きを使うとお子さんでもかわいくできます。)
2.ボウルに卵と豆乳を入れよく混ぜます。
(ボウルの下に動かないよう濡れ布巾を敷きお子さんに混ぜてもらいます。)
3.食パンを卵液に浸し、卵液を染みこませます。
4.熱したフライパンにバターを入れ両面をよく焼いたらできあがり。
*注意*
・お子様から目を離さないでください。
・フライパンを使用する際は、お子様にご注意ください。
・お子様の成長にあわせ出来る作業を一緒に行ってください。
作ったお料理は家族で一緒に食べましょう!「おいしいね」・「上手にできたね」の声でお子さんは自信を持つことができます。失敗はつきものです。「もう一度やってみよう」というぐらいの余裕をもち、お子さんのやる気を育てましょう!
次回は、「親子で作ろう!中級編」をご紹介します。お楽しみに!
藤岡 まき子 【フード・起業コーディネーター】
記事テーマ
離乳期・幼児期は「食べる」基礎をつくる大切な時期です。お料理上手でなくてもいいんです!たくさんの食材の味を経験させ「食」の美味しさと楽しさを伝えましょう!食育・離乳食・幼児食・味覚形成・マザーフードなど「楽しく!」をポイントに家庭で実践できる食育をご紹介します。