幼児食期におやつ(補食)は必要ですか?
幼児食時期は、食事の間隔が長くなリますが消化機能はまだ未熟です。1回に食べられる量も限られる事や幼児期特有の少食・遊び食べ・むら食い
・好き嫌いなどが起こるため、1日3回の食事だけでは必要なエネルギーや栄養素を満たすことが難しいのでおやつ(補食)が必要です。 栄養を補う4回目・5回目の食事だと考えましょう!
子どものおやつ(補食)は、栄養補給だけでなく、休息・家族や友だちとのふれあいの時間・楽しく味わう時間といった考え方もあります。
<注意点>
・1日3回の食事と1~2回のおやつは、時間を決め生活リズムを整えましょう。
・適量は運動量や体の大きさなど個人差もありますが、1日に必要なエネルギー量の10~15%(100~150kcal
)が目安となります。
1回目/麦茶+果物入りヨーグルト=45kcal
2回目/麦茶+ふかしいも80g=105kcal
・食事がきちんと食べられているときは、無理におやつを与える必要はありません。
*味覚形成http://www.happy-note.com/shine/242/post_3.html
→*簡単!ママの手作りおやつ→http://www.happy-note.com/shine/242/1.html
*市販のお菓子・ジュースなどは、添加物・糖分・塩分・カロリーなどにも注意し安心して食べられる食材・味のものを探してみましょう!
むし歯は四つの条件が揃ったとき、むし歯になります。糖分は砂糖だけではなく、炭水化物や果物にも糖が含まれています。汚れが歯に付着する時間を少なくするために食後の歯磨きを習慣づけましょう!
<むし歯予防>
・寝る前の歯みがき
*歯みがきのポイント→http://www.happy-note.com/shine/242/post_5.html
・規則正しい食生活(おやつの時間)
・糖分を控える
・家族のお口を清潔に保つ
<歯に良いおやつ>*口の中に留まらない食べ物
・口の中をサッと通り、長い間口の中に留まらない食べ物。(ゼリー・ヨーグルト)
・むし歯菌がむし歯のもととなる「酸」をつくれない食べ物。(野菜・ナッツ・チーズ)
・歯にやさしい飲み物。(麦茶・水)
・よくかんで食べるおやつ(煮干し・野菜・果物)
<歯に悪いおやつ>*口の中に留まる食べ物
・歯にくっつく、粘着性の強い食べ物。(キャラメル)
・むし歯菌がむし歯のもととなる「酸」をつくりやすい食べ物。(チョコレート)
・むし歯をつくりやすくする歯に悪い飲み物。(ジュース・イオン飲料)
・口の中に留まりやすい食べ物や長い間、味を楽しむような食べ物。(スナック菓子・キャンディ)
おやつの量や時間を決め、糖分を上手にコントロールし歯(口)の健康を守りましょう!
子どもの頃からよく噛む習慣を!
健康な歯を育てるには、食べ物をよく噛むことです。よく噛むことで、あごがしっかりと発育し、歯並びもかみ合わせもよくなります。
・よく噛むと虫歯予防ができる
だ液がたくさん出ることによって「虫歯を予防」する効果もえられます。
・よく噛むと情緒が安定する
赤ちゃんがおっぱいを吸うのは、栄養をもらうほかに精神安定剤としての役割があるとされていますが、「噛む」ことにも同じような役割があります。
・よく噛むと食べすぎが予防できる
早食い、大食いの子どもは肥満になりやすいです。よく噛まずに食べてしまうと、脳の満腹中枢が「おなかがいっぱいになったよ!」「もう食べるのをやめよう!」と指令を出す前に、必要以上に食べてしまうことになりがちです。
・噛む食品を料理に加えて
子どもが、よく「噛む」習慣を身につけるためには、「噛む」必要のある食品を料理やおやつにひんぱんに取り入れていく必要があります。
・噛むほど味のあるおやつを
煮干し・とうもろこし・りんご・梨・干しいも・焼きいも・大学芋もいいですね。健康的なおやつを工夫しながら噛む機会をどんどん増やしてみてください。
おやつもひと手間を加えることによって、ママの愛情のこもった安心おやつに
変わります。糖分コントロールに気をつけ、栄養を補うためにも旬のお野菜・果物なども上手に取り入れよく噛み心にも栄養を与え ましょう!
藤岡 まき子 【フード・起業コーディネーター】
記事テーマ
離乳期・幼児期は「食べる」基礎をつくる大切な時期です。お料理上手でなくてもいいんです!たくさんの食材の味を経験させ「食」の美味しさと楽しさを伝えましょう!食育・離乳食・幼児食・味覚形成・マザーフードなど「楽しく!」をポイントに家庭で実践できる食育をご紹介します。