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苦手な野菜を美味しく食べよう!/2015年7月

子どもの野菜嫌いはなぜ?
これまで食べていたお野菜を突然食べなくなるのはなぜ?
 
1歳を過ぎると、食べ物の形・味・色に敏感になってくるため、今まで食べていた物を好まなくなることもあります。これは、お子さんの成長の一過程ですので焦らずゆっくりと食育をしましょう!
 
お子さんの野菜嫌いには、色々な理由があります。

野菜嫌いの要因.png

1.お子様の嫌いな苦味が他の食品と比べて強いため
 
2.スジがあったり、硬いため
 
3.味覚が発展途上のため(敏感)
 
4.かむ力が弱いため食べにくい
 
嫌いな野菜が限定される場合は、食べられるものを中心に、成長と共に少しずつ量を増やしながら与え慣らしていくことが大切です。一番やってはいけないことは、嫌いな(苦手な)お野菜を食事に出さないことです。親が野菜嫌いだと決めつけず、味や形を変えながら食卓に並べましょう!
野菜を食べやすくするポイント!
食べ物の形や大きさを変えたり、調理法や味付けを変えるだけで食べてくれることもあります。
 
<野菜を食べやすくするポイント>
 
・「好きなものと一緒」・・・ハンバーグ、シチュー、お好み焼きの中に苦手な野菜を混ぜて無理なく食べられるようにする方法。
 
・「熱」・・・煮る・茹でるといった調理法により玉ねぎなどの刺激が甘みへと変わり食べやすくなります。
 
 
お子様に無理強いして食べさせるのではなく、好きになってもらえるような工夫をすることで苦手な野菜を克服しましょう。また、家庭菜園や収穫体験を通して食べられるようになることもあります。
 
 
 <野菜を食べやすくする工夫>
 
・旬の野菜を食べる 
夏のトマトはやわらかく甘みがあり、冬の大根は甘くてみずみずしい。
 
・食感がイヤなら調理方法を変えてみる 
煮る・炒める・焼く・あえるなど、いろんな調理法で食感を変えてみる。スープ・カレーなど。
 
・家族や友だちと一緒に食卓を囲む 
1人よりも楽しく食事ができ食欲も刺激されます。お弁当箱、ワンプレートなど盛り付け・器を変えてみる。 
野菜を食べないと体はどうなる?

野菜に含まれる主な栄養素には、ビタミン、ミネラル、食物繊維などがあります。野菜を食べないと食事から摂ったエネルギーを効率よく利用できなかったり、便秘になりやすいといった恐れがありますが、幼児期の間の好き嫌いは低体重・貧血といった症状がないかぎりそれほど心配はありません。

栄養素.png

 
 
 
上手に利用するのもひとつの方法です。 
 
<ビタミンAを多く含む野菜>
 
にんじん、ほうれん草、かぼちゃなど
 
 
<ミネラルを多く含む野菜>
 
カルシウム:パセリ、モロヘイヤ、しそなど
 
カリウム:パセリ、ほうれん草、里芋など
 
鉄:パセリ、小松菜、枝豆など
 
 
<食物繊維を多く含む野菜>
 
ブロッコリー、かぼちゃ、ほうれん草など
 
苦手なお野菜の代わりに、同じ栄養素の含まれているお野菜からでも栄養素を取ることができます。 
 
 
*市販の野菜ジュースは、一般的に製造過程で食物繊維、ビタミンCが少なくなっていること(添加して強化しているものもあります)などが野菜との違いであることから、野菜の代わりとしてはおすすめできません。 
 
 
保育園・幼稚園・小学校などで、給食やお弁当の時間に周りのお友だちが美味しそうに野菜を食べているのを見て、真似するように自然となんでも食べれるようになっていきます。好き嫌いはこの時期の成長過程の一つと捉え、焦らず慣れさせていきましょう!
 
 
次回は「おやつ(虫歯・咀嚼)」をご紹介します。お楽しみに!

Mama's profile/プロフィール

藤岡 まき子

藤岡 まき子 【フード・起業コーディネーター】

記事テーマ

Happyママのための食育講座 ~食育・味育・クッキング育~

離乳期・幼児期は「食べる」基礎をつくる大切な時期です。お料理上手でなくてもいいんです!たくさんの食材の味を経験させ「食」の美味しさと楽しさを伝えましょう!食育・離乳食・幼児食・味覚形成・マザーフードなど「楽しく!」をポイントに家庭で実践できる食育をご紹介します。

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