こどもの頃、野原に咲くシロツメクサで花冠を作った事のある方はいらっしゃいますか?
今回はこどもの記念日にも保管できる、枯れないアーティフィシャルフラワーで作る花冠をご紹介します。
アーティフィシャルフラワー
とは布や樹脂などの素材で作った人工的なお花、いわゆる造花ですが、昔の造花とは違い近年目覚ましい質の向上で注目されているお花です。自然のお花そっくりに見えるものもありますし、記念に残るので、保管をして特別なときに使えるのも嬉しいですね。
【花材】
・あじさい
・野バラ
・小さ目のバラ
・バラの葉
・フローラルテープ(茶色)
・ワイヤー#26
【お花を並べてイメージづくり】
①用意したお花の茎を1~2cm残してカットします。
②あじさいは小分けにして小さな束にします。
③どんな花冠にするか、イメージ作り。実際に切ったお花を丸く並べてみましょう。
【ワイヤーで下準備】
④花冠のイメージができたら今度は下準備。ワイヤーを残した茎にしっかり巻きつけます。
●ポイント●
ワイヤーは手芸店などで購入できます。今回は26番のワイヤーを使用していますが、番号によって硬さが違います。用意したお花に合わせて硬すぎないワイヤーでしっかりと巻きつけます。
【繋げてみよう】
⑤繋ぎはじめには、先を丸くしたワイヤーを用意。
⑥最初は2リンくらいを手に取り、イメージした順番でお花を重ねます。
⑦お花を重ねたら、よく伸ばしたフローラルテープで巻いていきます。
⑧お花の間隔を空けすぎないように次々と用意したお花を繋げていきます。
●ポイント●
・フローラルテープはよく伸ばすことで粘着力がでてきます。良く伸ばして使用しましょう。
・今回は髪の色に近い茶色のテープを使用します。
・テープが途中で切れても巻き直せば大丈夫! こどもの頭にのせるお花なので、なるべくワイヤーがでてこないように丁寧にテープを巻きましょう。
【仕上げ】
⑨巻きはじめと同様に、巻き終わりにも先端をループにしたワイヤーをつけます。
⑩二つのループにリボンを通します。
⑪お子様のあたまの大きさにあわせたらリボンを結びます。
⑫形を整えて完成!
●ポイント●
・今回はうしろのリボンで大きさを調整できる花冠。姉妹でも楽しんでくださいね。
・ワイヤーで加工していますので、お子様のみでのご使用はご遠慮ください。
今回は小さ目の可憐なバラで作った花冠なので、頭にのせるときは斜めにのせても可愛さアップ。
また逆に大きめのお花で作った花冠は、額のあたりまで深く被るとロマンティックな印象になります。
いろんなお花と色々な被り方で楽しんでくださいね!
山本 舞子 【フローリスト】
記事テーマ
こどもの手で持つ小さなブーケや髪に飾る花のかんむり。 その愛らしさは家族を笑顔にしてくれます。 色とりどりの生花や、枯れない布のお花を使って 気軽に花と遊んでみませんか? 毎日の暮らしの中で、親子とお花を繋ぐヒントを連載していきます