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秋の収穫の成功を願い、自然の恵みに感謝をする、十五夜。

十五夜にお月見をするという風習は、お隣の中国から伝わったとする説もあります。

稲穂に見立てたススキ、栗や芋など収穫したものをお供えして、お月見を楽しんできました。

お月見で嬉しいのはお団子ですね♪　家族一緒にまあるいお月様をながめながら、美味しいお団子を味わいたいものです。

今年の十五夜は９月２７日（日）、十三夜は１０月２５日（日）になります。

今回は、お月見にちなんだ「月」の絵本を、色々とご紹介したいと思います☆

お月さまってどんなあじ?

マイケル・グレイニエツ／絵と文　

いずみ ちほこ／訳

２００２年

セーラー出版

１５００円＋税

まんまるのお月さま。

おかおがにっこり笑っています。

みんな、お月さまがだいすき。

まるくて大きくて。　　お月さま、素敵だなあ

お月さま・・・　　お月さまって、どんな「味」がするんだろう？？

どうぶつたちは、お月さまを「ほんのひとくち」食べてみたくなりました。

でも・・・どうやっても届かない！

お月さまには、ぜんぜん届かない。

手をのばしたって、足をのばしたって・・・

あるとき、ちいさなちいさな生き物が、決心しました。

高い山に登ってみよう！　　　　　でも、お月さまには届かない・・・

小さな生き物は、大きな動物を呼びました。

これで、きっと届くはず！　　　　しかし、まだまだ届きません。

大きな動物は、背の高～い動物を呼びました。

よしよし、きっとこれで届くはず！！　　・・・あと、もう少しなんだけど・・・

次々に仲間を呼んで、どうにかお月さまに届くよう頑張る生き物たち。

さまざまな動物が登場し、お月さまを目指して奮闘する、楽しいお話です☆

最後にみんなは、お月さまを味わうことができたのでしょうか・・・？

ぼく、おつきさまがほしいんだ　

ジョナサン・エメット　文　

ヴァネッサ・キャバン　絵　

おびかゆうこ訳
２００２年

徳間書店

１５００円+税

届きそうで届かない、まんまるのお月さま。

美しいお月さまへの思いは届くのか・・・

まっすぐな気持ちがいっぱいの絵本です。

地上から出たモグラくん、

初めて夜空にうかぶ、　丸くて大きなお月さまを見つけました。

銀貨のように、美しく光るお月さま

こんなに綺麗なものを見たのは、初めて・・・そう、感動しました。

タタタタ、トトトト、ドン！　ダン！

とびあがったら、とれるかなあ・・・

お月さまがほしくなったモグラくん。

あまりにお月さまに向かって飛び跳ねるので、眠っていた動物が目覚めます。

いったい何をしているの？

お月さまをとるなんて、できるわけないでしょう。

ほんとうは、物凄く遠くにあるのだから・・・

でも、それでもあきらめないモグラくん。

お月さまを見上げて、必死になって、色々と工夫をしてみます。

が、逆に失敗をして、様々な動物を起こしてしまいます。

モグラくんを励ます動物たちと、けなげに努力を続けるモグラくん。

最後にみんなが見つけた答えとは・・・

ぶたさんちのおつきみ

板橋 敦子／作・絵　

２０１２年

ひさかたチャイルド

１２００円+税　

今日は「十五夜」です。

こぶたたちがいるのは・・・すすきのはら！

そう、稲穂に見立てたすすきを持って、家に帰るのですね。

家に帰ると、お母さんが何かを作っています。

白くて、まあるくて、あまい・・・　　ついつい、つまみぐいをしてみたくなるほどです。

しかし！　　・・・なくなってしまってはお供えするものがありません！

こどもたちは、一からおかあさんといっしょに手作りすることにしました。

おみずをいれて、こねこねして、ちぎってから、それからそれから・・・

さあ、ここからは大パーティ！

大好きなおじいちゃんおばあちゃんも一緒に、こぶたたちは十五夜を楽しみます。

どんなふうに十五夜を過ごすのか、「十五夜」をのんびり楽しめる作品です。

そらとぶまくらとおつきさま　　　　

もぎあきこ　作　

すがわらけいこ　絵

２０１５年

世界文化社　おはなしワンダー

３８０円+税

あやねは、ある日お母さんと一緒にキラキラ光るお店を見つけました。

「こんなお店、あったかしら・・・？」

不思議そうにつぶやくお母さん。

ふたりは、そのお店に入ってみることにしました。

みかづきのランプ　　　ほしのかたちのおさら　　ありとあらゆるキラキラ光るグッズが並んでいます。

そして、あるものをあやねは見つけます。

これって・・・ハネ？

それは、両脇に「ハネ」のようなものがついている、まくらでした。

どうしても、この不思議なまくらが欲しくなったあやねは、お母さんに買ってほしいとお願いをします。

どうしても、ほしい！

このまくらがほしい・・

やくそくをとりつけて、買ってもらったまくら。

あやねは、ドキドキしながら、その夜眠りにつきました。

すると突然・・・！　　やっぱり！！

このハネは、ほんものだったんだ！

夜の輝く世界に飛び出したあやねは、不思議な体験をします。

まぶしく光るお月さま

わくわくするような出会いに、楽しいパーティ。

十五夜に起こった、特別な出来事。

夜空を見上げながら、ゆっくりとお楽しみください☆

この度、絵本を出版させていただきました！

素晴らしい画を描いてくださった画家のすがわらけいこ先生、指導してくださった世界文化社の皆さま、飯田先生、編集者の弘中さん、本当に本当にありがとうございました！！

そして、この物語を手にしてくださった、すべての子どもたちに感謝いたします☆