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♪クリスマスに読みたい絵本をご紹介♪ 2/2014年12月

いよいよもうすぐクリスマス♪

ここのところ寒さがぐっと増して、全国的にも冷え込んでいます。

積雪量も多く、例年にくらべて大雪のニュースを早く目にしている気がします。

雪・・・といえば、クリスマスイブの夜は、真っ白なおひげにふかふかの赤い服を着たサンタさんが、トナカイがひくソリに乗ってあちこち飛び回りますね。

しかし地球の反対側では今は真夏! サーフィンでやってくるサンタさんもいる!?という話を耳にしたり・・・^^

いろいろなクリスマス、いろいろなサンタさんがいていいのです。

子どもたちのところには、どんなサンタさんが訪れ、どんなクリスマスになるのか・・・楽しみですね☆

クリスマスのふしぎなはこ

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クリスマスのふしぎなはこ   

長谷川摂子 ぶん 

斉藤俊行 え

2001年

福音館書店

800円+税

 

表紙はきらめく夜の街に浮かぶ、金色の箱。

この表紙をみただけで、胸が高鳴って、どんな箱なのだろう?と、覗いてみたくなります。

 

ぼくは、家の床下で不思議な箱を見つけました。

中を覗いてみると・・・えええ!

ある人が、寝ているではありませんか・・・

 

そのある人は、小さな箱の中の小さなベッドでスヤスヤと眠っています・・・まるで、箱の中に住んでいるかのような、不思議な空間です。

その箱を自分の部屋に持ち帰ったぼくは、日に日に中のある人が、どんなことをしているのか、箱を覗いて見守ります。

 

もうすぐでクリスマス・・・そう思うたびに、箱の中をのぞくぼく。

箱の中では毎日少しずつ、ある変化が起こっていました。

 

画家の斉藤俊行さんのやわらかく優しい絵が、「ぼく」の家を素朴に表現しています。

家の中の絵との対比が素晴らしく、異空間をのぞく不思議な瞬間をしっかりと表現しています。

 

ぼくのいえにもくるのかな・・・

 

ふしぎな箱・・・どんなこどものの心にも、その箱はあるのかもしれません。

ぼくはどんな朝を迎えるのでしょう・・・☆

くるみわりにんぎょう

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くるみわりにんぎょう  

E・T・A・ホフマン 原作 

アンマリー・アンダーソン再話

アリソン・ジェイ 絵 

蜂飼耳(はちかい・みみ)訳 

2012年

徳間書店

1600円+税

 

チャイコフスキーの三大バレエ音楽の一つとしてよく知られる、「くるみわりにんぎょう」。

イギリスの人気画家による優しくやわらかい、独特の画風による絵が美しくひかります。

 

今日はクリスマスイブ、外は雪が降っています。

もうすぐ名付け親のドロッセルマイヤーさんが、クララの家にやってきます。

メリークリスマス!

ドロッセルマイヤーさんがやってきました。

 

次々にプレゼントをこどもたちに配り、みんなとびきりの笑顔になります。

剣や可愛い人形、ぜんまいじかけのねずみのおもちゃ・・・

クララがもらったプレゼントは、兵隊のくるみわりにんぎょうでした。

 

とても気に入ったクララ!

しかし!その時!!

なんと兄さんがくるみわりにんぎょうを乱暴に取り上げて壊してしまったのです・・・

 

その晩、にんぎょうのことが心配でたまらないクララ。

クリスマスツリーの下で、プレゼントたちに寄り添うようにいつの間にか眠ってしまいました。

目が覚めると、クララは・・・

 

クリスマスイブの夜に起こった奇跡。

 

あざやかな色彩で描かれた絵が、さらにファンタジックな世界を盛り上げます。

とびきりの体験を、じっくりと味わってください。

よるくま クリスマスまえのよる

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よるくま クリスマスまえのよる 

酒井駒子 著

2000年

白泉社

1000円+税

 

クリスマスの前の夜・・・どんなことを考えますか?

 

いいこにはサンタがくるよ

でも、わるいこには、やっぱりサンタはやってこないのかなぁ

心配で、心配で眠れない

 

トントントン

 

そこには、よるくまが立っていました。

 

夜みたいに黒くて、胸にはお月さま・・・

よるくまはいいこだから、きっとサンタさんがくるよね

でも、よるくまはサンタを知らないみたい

夜にね、こっそりきてね、プレゼント置いていくんだけど・・・知らない?

「ぼく」は、よるくまにサンタについて教えてあげることにしました。

 

そこからは、夢のような世界へと二人で飛び立ちます。

真っ黒な絵の中に、美しく広がる世界。

クリスマスの前の日の、幻想的な思いがいっぱい。

 

あ!よるくま・・・

 

どこかに、二人はたどり着いたようです。

いったいどんな体験をして、どんなことを思ったのでしょう・・・

 

あったかくてやさしくて、誰かをたいせつに思う日です

メリークリスマス

Information/お知らせ

<「局アナnetきっずくらぶ こどものためのアナウンスブック 発声のきほん」>

 

01_B5__表紙.jpgのサムネール画像

 

局アナnet きっずくらぶ アナウンスブック

発声のきほん

常世晶子  茂木亜希子 文 

山本珠海 たかのじゅんこ 国枝麻里香 絵

2014年

局アナnet株式会社

740円+税

 

全国の局アナ出身者でつくる、日本最大規模のネットワーク・局アナnet。

その局アナnetの中で、絵本の読み聞かせやアナウンス指導など、子どもたちのためのコンテンツづくりに取り組んでいるのが、局アナnetきっずくらぶです。

そのメンバーの中から、常世晶子アナウンサーと私の二人で、「発声のきほん」と題したテキスト本を出版させて頂きました。

11月9日(日)14時~、未来屋書店幕張新都心店みらいやのもりにて、イベントが開催されました!

ご参加いただいた小学生の皆さん、ありがとうございました。とても楽しんでいただけたようで嬉しいです♪

次回は2015年2月1日(日)に開かれます。

詳しくは店頭もしくはお電話(043-273-7350)までご予約ください。

 

このテキストは、呼吸法や顔の体操、五十音の練習から詩・早口言葉までさまざま折り込まれています。

発声を学んで話し方に自信がつくと、人と話したり、思っていることを表現することが楽しくなります。

ぜひ、本を手に取って楽しんでいただきたいと思います☆

 

近々アマゾンなどで購入できるようになります!(詳細はまた決定しましたらお知らせいたします)

Mama's profile/プロフィール

茂木 亜希子

茂木 亜希子 【絵本ナビゲーター・保育士・司会】

記事テーマ

親子で読みたい愛される絵本たち

何気なく手に取った絵本が、子どもの心をつかみ、大人の私たちの心をも揺さぶることがあります。読み語られる一冊一冊を通して、子どもが体験する世界は広がり、その体験をもとに想像力も豊かに育ってゆきます。昔から読み継がれてきた絵本、ユニークで不思議な絵本、心に響くあたたかい絵本、今読みたい旬の絵本など、愛される絵本を様々ご紹介していきます。

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