書類選考、面接を経て、「あなたを採用します」・・・という連絡がきたら!それは本当に嬉しいですよね! お仕事復帰決定、本当におめでとうございます!
ただ、採用のご連絡は、あくまでスタートラインに立っただけにすぎません。今回は、実際に私がこれまで、たくさんのママとお仕事をご一緒してきた中で感じた、ママのお仕事復帰直後にありがちな「気をつけた方がよいこと」をお伝えします。
職場では、きちんと皆さんにあいさつをしましょう。当たり前のことですが、意外とできない方が多いものです。
まずは、あなたの名前を、皆さんに覚えてもらうことから始まります。「これからお世話になります。よろしくお願いします」と、しっかり職場の皆さんに伝えましょう。
そのとき、簡単な自己紹介もできるといいですね。「子どもは今●歳で、●●小学校に通っています」なとと、あわせてお話ししておけば、あなたの人となり、環境などが皆さんに伝わって、これからお仕事がしやすくなるかもしれません。
入社後、毎日のあいさつもしっかり行いましょう。
朝は「おはようございます」
お昼は「お先にお昼休憩をいただきます」
先に帰宅する方には「お疲れ様でした」(※『ご苦労様』とは言わない方が無難です)
帰宅する際は「お先に失礼します」
など、自ら進んで声掛けができるといいですね。さらにあなたの印象がUPすることでしょう。
入社後、まずは、あなたは先輩社員の方から、お仕事を教わることになるかと思います。
このとき、必ず教わった内容を「メモ」にとる習慣をつけてくださいね。
こちらも、なかなか実践できている方が少なかったように思います。
説明をうけて、やり方を具体的に教わっている最中は、
誰もが皆、きっと「わかったような」気持ちになることでしょう。
でも、人間は悲しいかな、忘れゆく生き物です。
今日はしっかり覚えていたことも、明日になったらすっかり忘れていた、では、仕事になりません。
少し厳しい言い方になりますが、
1回教えたことを、もう1回教わる、という行為は、教えて下さる方の「時間」を奪っている、
ということに気をつけて下さい。
あなたに教えているその「時間」で、その方は他の仕事ができたはずだからです。
もちろん、教わったことの中で、もう少し掘り下げて聞きたいことや、
どうしても分からないことは、その都度、先輩に確認することが必要です。
分からないことを、分からないまま処理して、間違っていた、というのは絶対避けるべきです。
が、同じことを何度も聞くのは、教えて下さる方に本当に失礼です。
入社前に、小さなメモ帳と、筆記用具を準備しておき、
教わった仕事の内容は、逐一メモをとるようにしましょう。
電話機の使い方、コピー機の使い方、FAXの送り方、など、その職場ごとに設置された機械や設備の、使い方もきちんと確認しておきましょう。
例えば、事務など、電話応対があるようなお仕事の場合、電話機がうまく使えずに、お客様から受信した電話を切ってしまう、などのミスがあると、お客様に大変失礼ですし、その会社全体の信用を落とすことにつながりかねません。
最初から、こうした機械や設備のすべての機能を覚え、使いこなすのは難しいかもしれませんが、最低限、基本的な使い方はおさえておきたいですね。
また、ゴミ出しのルールや、お昼をどこで食べるか、私用の携帯電話類の取扱い、上段でお伝えした、あいさつの「言葉づかい」など、どの職場にも、その職場ごとに独自の「決まり」があるものです。
前職などでの「決まり」を当たり前だと思っていると、それは新しい職場では違うものである可能性は、往々にしてあります。もしかすると、戸惑ってしまうことも多いかもしれません。でも、それは「慣れ」、時間がきっと解決してくれます。
「郷に入れば郷に従え」ということわざにもある通り、まずは、先輩社員の方や人事のご担当の方に、確認してみるとよいかもしれませんね。
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神谷 綾 【社会保険労務士】
記事テーマ
「社会保険」や「年金」っていうと、なんとなく難しいことのよう…。でも実は、就職や退職、妊娠出産、病気やケガなんていう、様々なライフイベントごとに、私たちをいろいろ助けてくれるんです。もらえるお金。やっておくべき手続。知ってると、ちょっとトクするマメ知識。そんな「社会保険制度」について、ママの目線からわかりやすくお伝えします。