お仕事探しのコツとツボ、いよいよ今日は「面接突破」に向けてのお話をします。
まず服装。
面接時には、できる限りスーツを着用しましょう。
スーツがない、というママは、ジャケット着用でも良いでしょう。
絶対にNGなのは、
・ジーパン ・スニーカー ・Tシャツ
など、カジュアル、ラフすぎる服装です。
たとえパート・アルバイトの面接といっても、採用する側は真剣です。
面接官は、だらしない印象の方より、絶対にきちんとした服装の方に好感を持ちます。
私が前職で、某大手流通企業で人事に関わっていたときには、まず服装のチェックが入っていました。
いくらママ自身の人柄がすばらしくて、スキルが十分でも、服装で悪印象を与えてしまったら台無しです。
適当な服装の方は、仕事に対する姿勢も適当なのか、という印象を与えかねません。
必ずしもリクルートスーツである必要はないですが、髪型やバッグなどにも気を配り、清潔感のある装いを心がけましょう。
面接会場には、余裕をもって到着するようにしましょう。
会場周辺につくのは、早すぎるくらいでちょうど良いのです。
時間にゆとりがあれば、心にゆとりも出て、落ち着いて面接にも臨むことができます。
事前に、面接会場までのルートや交通機関など、綿密に確認しておきましょう。
ただし、あまりにも早すぎる訪問は、先方に失礼です。
あまりにも早く到着してしまった場合には、周辺で時間調整し、
約束の5分前くらいに、面接会場に入るのが良いでしょう。
遅刻寸前で駆けつけたりするのは、失敗の元です。
もちろん、約束の時間に遅刻するなどもってのほかです。
万一、交通機関の乱れなど、やむを得ない事情が発生してしまった場合は、
早い段階で、先方に一報を入れてお詫びし、指示を仰いで下さいね。
次に、面接時の振る舞いについて。
・部屋に入る時は必ずノックし、一礼して入室しましょう。
・まず、自分からハキハキと名乗りましょう。
・椅子には、面接官からすすめられてから腰かけましょう。
人間の印象は、会ってから3秒で決まる、といわれています。
私も何度も面接に立ち会いましたが、それは本当だと思います。
服装と、立ち居振る舞いで、その方の「常識度」が見て取れるのです。
特にブランクのあるママの場合、必要以上にオドオドしたり、緊張しすぎてしまっていたり、
逆に態度がフランクすぎることがあります。
マナー本に載っているようなことを、逐一守る必要まではありませんが、
堂々と、丁寧に、美しく見える所作を心がけたいですね。
最後に、面接の際、お話しする内容について。
・聞かれたことには、簡潔に答えましょう。
・回答は正直にしましょう。嘘をついたり、話を誇張したりするのは、絶対にNGです。
・万一のとき、子どものバックアップ体制はしっかりしていることをアピールしましょう。
私は女性と面接するとき、「話が長い」「要領を得ない」と感じることが多かったです。
質問されたら、「まず結論を」。次に簡潔に「理由」を述べるように心がけてみて下さい。
また、小さいお子さんがいるママの場合は、面接官としては
「あまりにもしょっちゅう、お子さんの病気でお休みしたりするんじゃないか・・・」
「仕事が長続きしないんじゃないか・・・」
ということが心配になります。
会社はあなたを採用する以上、あなたを戦力として考えています。
ママに理解がある職場の場合でも、本音としては、きちんと決められた時間は働いてもらいたい、と思っていることでしょう。
そんなとき、隣近所のご両親、お友だちを頼れる形にしておくことや、
病児保育、ファミサポなどに登録するなどして、
万一のときは、しっかりフォローできる体制なんですよ、と、アピールできるととても良いですね。
ただし、こうした「体制」づくりや、対策をまったく講じていなかったのに、
「大丈夫です!」と答えてしまうのはあまりにも無責任です。
事前にしっかり準備して、それを伝えられるようにしておきましょう。
流暢にお話しできなくても、途中でつっかえることがあったとしても、全く問題ありません。
ハキハキ、しっかり、にこやかに、受け答えできるといいですね。
★★船橋市開催の「ハッピー創業塾」にて、講師を務めます★★
船橋市商工会議所主催で、今年もまた創業塾を開講!
私は6/20に、人事労務の分野でお話をさせて頂きます。
http://www.e-funabashi.com/syoukou/sougyou.html
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神谷 綾 【社会保険労務士】
記事テーマ
「社会保険」や「年金」っていうと、なんとなく難しいことのよう…。でも実は、就職や退職、妊娠出産、病気やケガなんていう、様々なライフイベントごとに、私たちをいろいろ助けてくれるんです。もらえるお金。やっておくべき手続。知ってると、ちょっとトクするマメ知識。そんな「社会保険制度」について、ママの目線からわかりやすくお伝えします。