「今年こそはお仕事復帰したい・・・」
そう考えるママのための、お仕事選びのコツをお伝えするお話、今回は2回目です。
前回のお話でお伝えした、「オトナの自己分析」。
これにより、ママ自身が「お仕事に求めるもの」をはっきりさせることができたと思います。
さぁ!いよいよお仕事選び!・・・のその前に。
はっきりさせた、その「お仕事に求めるもの」、どこなら、どういう形なら、叶えることができそうですか?
前回のお話でもお伝えしましたが、働き方には色々なカタチがあります。
最もポピュラーなのは、正社員、パート、アルバイトなど、形は様々ですが、「会社に雇用される」働き方です。
この働き方は、いわば自分の時間を売る、という考え方です。
在宅で勤務できる場合を除き、通勤が必要になるでしょう。小さいお子さんのいるママは、託児や保育園の検討の必要があります。
また「雇用される」働き方の場合は、働く時間数によって、雇用保険・社会保険に加入する可能性があります。扶養枠の中でのお勤めを考えているママは要注意です。
会社からお仕事をもらう働き方としては、「業務委託」「内職」といったものもあります。
これらの働き方は、「働く時間」ではなく「仕事の量・内容」で単価が決まります。場所的・時間的制約は少ない反面、労災や社会保険は対象外です。
また「働く時間」は基本的に関係ないので、ものすごく仕事に時間がかかってしまったとしても、「残業手当」などは一切ありません。
他にも、「自営業」として働く方法もあります。いわゆる「プチ起業」というのは、このカテゴリーになります。
この場合はさらに「個人事業として行うのか」それとも「法人を立ち上げるのか」を検討する必要があります。
(ただし、法人化には諸々の手間とお金がかかります。はじめは税務署への届け出だけで済む『個人事業』として行うのが、手軽で良いかもしれません)
こちらも労災・社会保険などは対象外です。万一の時の補償は、ママ自身で考えておく必要があります。
家族の状況や、ママ自身の「お仕事に求めるもの」をよくよく検討して、働き方を考えてみてくださいね。
必要に応じて、それぞれの働き方で活躍されている先輩ママや、専門家、周囲の方にアドバイスをもらうのもオススメです。
次に、最もポピュラーな「会社に雇用される」という働き方について。
収入や勤務地、勤務時間なども重要ですが、働く環境についても思いを馳せてみて下さいね。
★ワイワイ、ガヤガヤ、にぎやかな環境が好きか。静かで落ち着いた環境が好きか。
★男性が多い方が好きか。女性が多い方が好きか。
★若い方が多い方が好きか。年配の方が多い方が好きか。
★パソコンを駆使する環境が好きか。手書きが好きか。
もっと細かいところでは、
★ランチはどのようにとるのか?
★電話を取るのが多いのか? かけるのが多いのか?
★フロアは狭いのか? 広いのか?
★お手洗いは男女別か?
これまでのママ自身の職歴の中で、「こんなところは働きやすかったな~」「ここはイヤだったな~」
というのが、皆さん少なからずあると思います。
どうせお勤めするなら、働きやすい環境で、できるだけ長くお勤めしたいですよね。
労働条件も、もちろんとっても重要ですが、環境面でも「自分にとってのマスト」を決めておくと良いと思います。
ちなみに、人材派遣の会社に登録して、お仕事を紹介してもらう場合には、こうした情報はコーディネーターの方に詳しく聞くことができます。事前に働く環境がわかっていると、安心ですよね。
これまでのプロセスで、下記項目が見えてきましたね。
★お仕事に求めるもの
★働き方
★(会社に勤める場合は)どんな環境がいいか
これらを踏まえた上で、いよいよ次は具体的に「お仕事選び」をしていきたいと思います。
求人広告の探し方、広告の読み方の「ツボ」も、お伝えできればと思います。
★★こちらもよろしければご覧下さい!★★
【神谷綾社会保険労務士事務所HP】http://www.aya-sr.com/
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【千葉県船橋市・津田沼の社労士 神谷綾のつれづれ日記】http://ameblo.jp/kamiya-aya/
神谷 綾 【社会保険労務士】
記事テーマ
「社会保険」や「年金」っていうと、なんとなく難しいことのよう…。でも実は、就職や退職、妊娠出産、病気やケガなんていう、様々なライフイベントごとに、私たちをいろいろ助けてくれるんです。もらえるお金。やっておくべき手続。知ってると、ちょっとトクするマメ知識。そんな「社会保険制度」について、ママの目線からわかりやすくお伝えします。