これからママたちを待ち受けるであろうライフイベント、たくさんありますよね・・・。
★ママの再就職・退職
★第2子以降の妊娠・出産
★パパの転職
★家族の病気・ケガ
そんな人生の節目節目で、もらえるお金、知っておくといいこと、実はいろいろあります。
今回から何回かにわけて、「社会保険」で助けてもらえる場面や支給金額などについて、お話してみたいと思います。
ひとくちに「社会保険」といっても、そこに含まれる意味はとても幅が広いです。
ここでは、広い意味で「社会保険」制度に含まれている内容を記します。
★労災保険★
・仕事中のケガや病気の治療費が無料
・通勤途中のケガや病気の治療費が無料
・仕事中、通勤途中のケガが原因で会社を休職したら、給与額の約8割支給
(保険料)無料
★雇用保険★
・会社を退職した後の「失業給付」
・自己啓発費用の補助「教育訓練給付」
・「育児休業給付」
・「介護休業給付」
(保険料)給与額の約1000分の5(※業種によって異なる場合あり)
★健康保険★
・医療費が自己負担は3割で済む
・「出産手当金」
・「出産育児一時金」
(保険料)給与額の約8.5%~10%(※加入する健保組合などで異なる)
★厚生年金保険★
・老後の年金「老齢年金」
・体の具合が悪くて働けない時の「障害年金」
・家族の死亡による「遺族年金」
(保険料)給与額の8.737%(※平成26年9月以降の料率)
ここで、前回までにお伝えしてきたことのおさらいです。
この4種類の保険は、働いているかどうか、お仕事の時間はどのくらいかで、加入するかしないかが決まります。
★労災保険:パートもアルバイトも、働く人は原則全員加入
★雇用保険: 31日以上の雇用見込 かつ 週20時間以上の労働時間で働く人
★健康保険:正社員の「4分の3」以上の労働時間で働く人
★厚生年金保険: 正社員の「4分の3」以上の労働時間で働く人
もしパパが、会社に正社員として働いていれば、この4つの保険には全部入っているはずです。
もしママが、会社に正社員ではなく、パートなどの短い時間で働いているならば、働く時間によって、加入する保険が変わってくるはずです。
では、この4種類の保険に加入することで、具体的にどんな良いことがあるんでしょう。
次回、「労災保険」から順に触れていきます。
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神谷 綾 【社会保険労務士】
記事テーマ
「社会保険」や「年金」っていうと、なんとなく難しいことのよう…。でも実は、就職や退職、妊娠出産、病気やケガなんていう、様々なライフイベントごとに、私たちをいろいろ助けてくれるんです。もらえるお金。やっておくべき手続。知ってると、ちょっとトクするマメ知識。そんな「社会保険制度」について、ママの目線からわかりやすくお伝えします。