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発想の転換をしよう。「どんなお産になるのやら」ではなく「どんなお産にしようかな」/2014年7月

プレママからよくきくセリフ「どんなお産になるのやら・・」

初めてのお産って不安ですよね。当たり前ですが、体験したことないし、「鼻からスイカがでるくらい痛い」など聞くし、エピソードも人それぞれですし。臨月が近づくにつれて、赤ちゃんに会える楽しみが増す一方、お産に対する不安も増し、「どんなお産になるのやら・・・」というセリフがでてきますよね。

お産の主人公は誰?

さて質問です。このお産の主人公は誰ですか?

答えはもちろんママと赤ちゃんですよね。

赤ちゃんは、頑張って生まれようとしています。生まれてくる力を蓄えるために今おなかの中で日々成長しています。その一方でママが、「どんなお産になるのやら・・」と人任せのスタイルでいてはとても残念です。見通しのたたないお産を前に、不安に駆られた受け身なママからいつもの【主体的】なきらりと光るママに戻って下さい! 「どんなお産になるのやら・・」ではなく「どんなお産にしようかな」と考えましょう。

「どんなお産にしようかな」
最近では、バースプランをきいてくれる施設が多いですね。好きなアロマをたきながら・・。好きなCDをききながら・・。しかし、ここでいう「どんなお産にしたいか」というのはバースプランとはちょっと違います。
 
【ママの主体的な心意気】です。ここで、私を例にとりあげますね。
 
私の第二子出産時のテーマは
 
①赤ちゃんのメッセージに耳を傾けるお産にする
 
②赤ちゃんが頑張っているときに自分は絶対逃げない
 
③パパに第二子を取り上げてもらい、長女にも生まれる瞬間に立ち会ってもらう
 
というものでした。③はバースプランに近いかもしれませんが、①②は少し質が違いますよね。これが【私なりの主体的な心意気】。これがポイントです。
出産のキーポイント:ママの主体性
ママが主体的であれば、お産はスムーズに進行します。
 
一方、ママが不安いっぱいで、パニックになり、呼吸がきちんとできないと、赤ちゃんにいく酸素も少なくなり、赤ちゃんもしんどくなり、お産も進みません。不安は誰にでもあります。
 
でも大丈夫。不安は自分でコントロールできます。人は主体的であるときに、不安のコントロールが上手にできます。「あと1時間以内に赤ちゃんに会うんだ」や「赤ちゃんがしんどいとスタッフからきいたからここで勝負かけよう」など、主体的な気持ちを常に持ってください。医療的な導きはスタッフがします。
 
大事なことは、【ママがお産を人任せにしないで、赤ちゃんと一緒に頑張るその気持ちを最後まで持ち続けること】です。
 
赤ちゃんのことを思うママだからこそ色んな思いがあるはず。今一度その思いを整理してみましょう。
 
「赤ちゃんのために長いお産にしたくないな。」と思ったら、それをあらかじめスタッフに伝え、そのためにどうしたらいいか聞きましょう。きらりと光るスタッフであれば『呼吸法が大事だから事前に一緒に学習しましょうね』等具体的なアドバイスを言ってくれるはず。
 
主体性の大事さを学んでくれたママに最後にもう一度質問しますね。
 
 
 
さて、ママ、どんなお産にしますか?

Mama's profile/プロフィール

ひらきだ ゆき

ひらきだ ゆき 【臨床心理士 精神保健福祉士】

記事テーマ

カウンセラー通信:自分らしい楽しいお産と子育てをしよう 

初めてのお産・子育てって不安ですよね?でも大丈夫。ママが主体的であれば、赤ちゃんも力を合わせママとお産を頑張ってくれます。初めての母子での共同作業のスタートが主体的であれば、その後の育児もとまどうことはあっても、そのママらしい力が発揮でき、赤ちゃんも自己発揮できます。そのお手伝いを、カウンセラーの視点から楽しく具体的にさせて頂きます!

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