パンにもいろんな流行があります。私が中学生くらいのころ、シナボンのシナモンロールが流行ったり、そのあとはパンペルデュ、そしてプリンがそのまんま中に入ったプリンパン。プリンパンは私の周りだけかもしれませんが。。
最近の流行りは塩パンだと思います。愛媛県のパンメゾンさんから人気に火がついて、今や全国チェーンのパン屋さんでも塩パンは定番商品。バター多めですごくジューシーな塩パン。そのまま食べても、焼き戻してカリっとさせてもとっても美味しい。
今回はそんな塩パンを卵なしで作るレシピをお伝えします。
・強力粉 100g
・薄力粉 100g
・砂糖 大さじ2
・インスタントドライイースト 小さじ1/2
・塩 小さじ2/3
・バター 20g
・牛乳 145g
・折り込み用バター 4g×6個
・トッピング用の粗塩 適量
・表面に塗るバター 20g
【下準備】
・牛乳は温度調整しておく。冬はぬるめに、夏は冷たいものを使用してパン生地の温度を調整。
・生地用のバターは室温に戻しておく。
【こね】
1. 粉をボウルに入れ、砂糖・インスタントドライイーストを加えて、離れたところに塩を加える。
2. 砂糖・インスタントドライイーストめがけて牛乳をやさしく一度に入れ、ヘラでそれらを溶かし込むように混ぜる。その後、全体を混ぜ、だいたいまとまったらこね台に出し、生地の表面がなめらかになるまで、手の付け根に体重をのせて約10分休まずにこねる。その後、バターを生地になじませてさらに5分ほどこねる。
※グルテンチェックをして、膜が破れずに透けて伸びるようになったらこね上げのタイミング。
【一次発酵】
3. ボウルにぬれ布巾をかけて、レンジの発酵機能で35度30~40分、2倍の大きさになるまで発酵させる。
※室温が27度くらいあれば、室温のままで発酵させる。
【ベンチタイム】
4. 生地の空気を抜き(パンチ)、6等分する。それぞれ丸めて少し先を細めて涙型にし、ぬれ布巾やボウルをかぶせて室温で10分置く。
【成形】
5. 軽く空気を抜いてから、細めたところを頂点にして三角に麺棒で伸ばす。
★伸ばしても縮んでしまう場合は、少しおくと生地がゆるんで伸びやすくなる
6.手前に折り込み用のバターを置いて、それを芯にして奥にくるくるっとロールパンのような形になるよう巻いていく。
【二次発酵】
7. レンジの発酵機能35度で30分ほど二次発酵をさせる。
※一次発酵と同じで夏は室温でもOK
※乾燥させないように、固く絞った濡れ布巾で覆ったり、庫内に霧吹きをしたりする。
【焼成】
8.表面に溶かしバターをハケで塗り、粗塩を表面にかける。
250度に予熱したオーブンを220度に下げて、10分~13分ほど焼く。
こんがり焼き色がついたら焼き上がりです◎
どんなパンも翌日朝ごはんで食べない分は、なるべく早いうちに冷凍することが大切。冷凍庫から出してレンジで軽く10~20秒チンしたら、トースターで数分焼きます。常温でずっと保存しているより、冷凍したほうがおいしさが長持ちしますよ。
また塩パンは表面にバターを塗っているので、焼きたては表面がとってもカリッとバターの香りが香ばしく、一番おいしいです。中にバターも折り込んでいるので、少しあったかいくらいのうちに食べてくださいね。もし冷めてしまったら、そのままでももちろん美味しいですが、軽くトーストしてもらうとおいしさが戻ります◎
ロールパンは卵が入っているものが多いけど、この塩パンは卵なしで十分美味しいので、お子様用には最後のトッピングの塩をしなければ塩パンといえど塩分も気になりません。流行の塩パン、おうちで作ってみませんか^^
島村 麻美 【アレルギーっ子も食べられるパン教室 主宰】
記事テーマ
0歳~1歳児に特に多い、卵・乳の食物アレルギー。市販のパンには卵や乳成分が入っているものが多く、それらが入ってないのはバケットのような固いパンばかり。だったらおうちで作っちゃおう! 私が息子に作っている卵や乳製品なしでもおいしいパン作りのレシピやコツ、アレルギーっ子のパン作りで気をつける事、パンの材料の選び方などをお届けします。