春が近づくとなんとなく食べたくなるパンがあります。それはメロンパン。小さい時によく食べていたパン屋さんのメロンパンは、中がメロン色をしていて、表面の皮もぱりぱりっとしていて、なんとなく春の装い軽い季節にぴったり。メロンパンのいちごバージョンなんかも登場する季節ですしね。
そんなメロンパン、子どもは大好き。でも卵は入ってる。卵アレルギーだと市販のメロンパンは食べられません。自分で作ろうにも、なかなか卵なしのメロンパンレシピは少なくって、「メロンパンって卵なしでも作れるの?」という方も多いです。
もちろん、作れます。
今回はあたたかな春に食べたくなる、ちょびっと甘くてぱりっと軽い食感のメロンパンレシピをご紹介です。
(パン生地)
強力粉 250g
砂糖 大さじ2
インスタントドライイースト 小さじ1/2
塩 小さじ2/3
水 100g
牛乳 65g
バター20g
チョコチップ 適量
(クッキー生地)
薄力粉 70g
アーモンドプードル 30g
グラニュー糖 40g
バター 30g
生クリーム 30g
レモン汁 小さじ1/2
バニラエッセンス 数滴
【下準備】
・水は温度調整しておく。冬はぬるま湯、夏は冷水を使用してパン生地の温度を調整。
・バターは室温に戻しておく
【クッキー生地の作り方】
1. 柔らかくもどしたバターとグラニュー糖をボウルで白っぽくなるまで混ぜ、生クリームを数回に分けて混ぜこみ、さらにレモン汁とバニラエッセンスも加える。
2. アーモンドプードルと薄力粉を一度に加え、ヘラでざくっと混ぜてひとまとめにし、冷蔵庫で休ませておく。
【こね】
1. 粉をボウルに入れ、砂糖・インスタントドライイーストを加えて、離れたところに塩を加える。
2. 砂糖・インスタントドライイーストめがけて水と牛乳をやさしく一度に入れ、ヘラでそれらを溶かし込むように混ぜる。その後、全体を混ぜ、だいたいまとまったらこね台に出し、生地の表面がなめらかになるまで、手の付け根に体重をのせて約10分休まずにこねる。その後、バターを生地になじませてさらに5分ほどこねる。
3. こね上げたら、チョコチップを生地に混ぜ込み、丸めてボウルに戻す。
【一次発酵】
4. ボウルにぬれ布巾をかけて、レンジの発酵機能で35度30~40分、2倍の大きさになるまで発酵させる。
【ベンチタイム】
5. 生地の空気を抜き(パンチ)、8等分してそれぞれ丸めて、ぬれ布巾やボウルをかぶせて室温で10分置く。
【成形】
6. 軽く空気を抜いてから、再度丸めなおす。8等分にしたクッキー生地を丸く薄く伸ばしてから、パン生地にかぶせる。カードやヘラでメロンパンの模様を付ける。
【二次発酵】
7. レンジの発酵機能35度で30分ほど二次発酵をさせる。
【焼成】
8. 230度に予熱したオーブンを190度に下げて、10分~13分ほど焼く。
島村 麻美 【アレルギーっ子も食べられるパン教室 主宰】
記事テーマ
0歳~1歳児に特に多い、卵・乳の食物アレルギー。市販のパンには卵や乳成分が入っているものが多く、それらが入ってないのはバケットのような固いパンばかり。だったらおうちで作っちゃおう! 私が息子に作っている卵や乳製品なしでもおいしいパン作りのレシピやコツ、アレルギーっ子のパン作りで気をつける事、パンの材料の選び方などをお届けします。