0歳の時は何かと泣かれ、授乳し、動き出せば家の中もあちこち危険で目も離せず、食べてくれない離乳食に悩み、と毎日てんてこまい。1歳過ぎればスタスタ歩き、ドタドタ走り、イヤイヤと自己主張が始まり、これまた毎日てんてこまい。
おうちでパンを作る時間も心の余裕もありません。
という方も多いと思います。なかなかまとまって時間を取れない方には、こんなパンの作り方もオススメ!
それは、「オーバーナイト製法」です。知ってますか? パン屋さんだと一般的な「低温長時間発酵」をさせるための製法です。今回は、毎日バタバタしちゃってるけど、たまには焼きたてのパンを朝ごはんに出せたらなぁ~と思っているママにおすすめの、オーバーナイト製法についてお話しします。
オーバーナイトという字のごとく、夜をまたいだパン作り。普通はこね終わって一次発酵をして、成型して、二次発酵して、焼いて、を続けてやりますが、オーバーナイトは冷蔵庫で低温長時間発酵させ、翌日仕上げます。
例えば、午後のお昼寝中にコネコネだけして、冷蔵庫に入れて一晩放置。翌朝、冷蔵庫から生地を出して、朝ごはんが終わってから成型して、そのまま室温で二次発酵してる間にお掃除。そして焼成してランチに焼きたてパンを食べる♪
というやり方です。時間にしばられないので、あまりおうちに長い時間いないアクティブなママや、おうちでも子どもから目も手も離せないというママは、この製法だと自分のペースでパンのお世話ができるので作りやすいと思いますよ^^
1.コネだけ前日にすれば、翌日は好きなタイミングで続きを始められる
2.二次発酵をオーバーナイトすれば、朝起きてすぐに焼きたてパンが食べられる
3.低温発酵で発酵が進むのがゆっくりなので、●●分後に次の作業を絶対しなきゃ!と時間に追われることがない
4.低温長時間発酵により生地の旨味が増すので美味しくなる♪
5.少しのイーストで作れるので経済的だしイースト臭さもなし
と、いいことばかり! 実際にやってみると、「あ、こんなにのんびり適当な感じでもパンって焼けるんだ」と感じてもらえると思います。
もう少し具体的にどうやるの??という方のために、私がアレルギーっ子におすすめしてるベーグルでやり方の一例を見てみましょう。
【1日目 21:30】
子どもを寝かせてから計量開始。ベーグル生地を10分こねこねして、4分割して、それぞれ丸めて常温でベンチタイム15分。
【1日目 22:10】
ベーグル型に成型して、オーブンシートをしいた天板にのせ、大きめのスーパーの袋等で天板ごと包んで、しっかり閉じる。
(冷蔵庫内で乾燥させてはダメ。ただし袋と生地がくっつかないように大きめの袋で余裕を持って閉じる。)
【2日目 7:00】
冷蔵庫から天板を出してそのまま常温に20〜30分くらい置いて、冷えた生地の温度を戻す。
(その間にオーブン予熱とゆでるお湯を準備)
【2日目 7:30】
ベーグルを表裏茹でてからトッピングして、200度で約15分焼成。
【2日目 7:45】
焼きたてベーグルで朝ごはん♪
こんな感じで余裕をもった素敵な朝を過ごせます。前日に途中までやっておけば、朝ごはんに焼きたてパンを出すことも少しは簡単で気軽なものになります^^
今度の週末はオーバーナイトで作った焼きたてパンで朝ごはんをお楽しみください♪
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島村 麻美 【アレルギーっ子も食べられるパン教室 主宰】
記事テーマ
0歳~1歳児に特に多い、卵・乳の食物アレルギー。市販のパンには卵や乳成分が入っているものが多く、それらが入ってないのはバケットのような固いパンばかり。だったらおうちで作っちゃおう! 私が息子に作っている卵や乳製品なしでもおいしいパン作りのレシピやコツ、アレルギーっ子のパン作りで気をつける事、パンの材料の選び方などをお届けします。