前回は1歳児になったばかりの子のことをお話ししました。2歳になったばかりの子がやって来た時のことです。その子は言葉が遅い、とお母さんが心配しておられました。周りにお友だちがいなくて大人との世界でしか生活をしていないと。そして公園などにあそびにいっても、だれも同じくらいの子がいないから幼稚園などの未就園児の集まりなどに顔は出すがその時はとても恥ずかしがっていやがる・・と心配しておられました。
まだ、その時には教室には1歳の子1人しかいなくて、小さい子には安心したのか、親と一緒にリトミックを楽しくしてくれました。でも、なかなか休みも多く、聞いてみると昼寝をしたまま起きない、というのです。
まず、1日の生活リズムを聞いてみました。朝が遅く9時過ぎに起き、朝ごはん食べてから遊びに行き、昼が1時過ぎてしまい、3時ごろ寝てしまう。5時頃起きて7時過ぎにご飯、パパが帰るのが10時過ぎそれからパパと遊ぶから寝るのが11時になってしまう。それでは体内時計も狂うし、幼稚園や学校が始まると大変な影響が起きてしまいます。
教室は3時半からです。そこで朝を早く起こすこと、6、7時までに起きて昼寝を13時からにすること。夜はパパには申し訳ないけれど、8時にはお布団にはいって寝る前には1冊絵本を読む。という生活を目指してもらいました。昼寝の時間も1時間半から1時間くらいをめやすにして
木曜の教室はかならず来られるように。
完璧に毎日やろう!できなかった~きょうもできなかった~と、思うとどんどんつらくなるのでまず一つだけでもできたことをやったぞ!今日は朝起きたぞ!とかをほめていってお母さん自身を追いこまないようにしてくださいねともお話ししていきました。お母さんも協力的でちゃんとがんばってくれて今では休まず、ぴかぴかシールがもらえるまでになりました。
リトミックも大事ですけれど、それ以前にご家庭での生活リズムがきちんとしていないと伸びるものも伸びて行きません。その子は5カ月くらいでずいぶんのびて2歳7カ月、とてもお話も上手になりました。ちょっとテレ屋ではずかしがりは相変わらずですがリトミックで何かやるたびできる度にこにこでおかあさんと見つめ合う姿はかわいくてたまりません。
手拍子、足拍子ももちろんですがひざをたたく、というのもいい音。また、胸やお腹、手のひらをこする音ってのもマラカスっぽい音がしておもしろいです。歌に合わせていろんなところを鳴らしてみて!!
踊ってるようで楽しいです。もちろん大人が楽しんで!子どももそれをみて楽しいって思うのです。
トイレトレーニングを始める時期は、育児書などそれぞれいろいろさまざま書いてあるのではと思います。
よく、「人間おおきくなりゃ勝手にとれる。大人になってしてる人いないでしょ」と、なぐさめでいってくださいますが
これは、ほんとに自分がイライラしそうになったときの自分の心を落ち着かせるおまじない。
ヒトという動物から人間になるには、自分できちんと排泄をコントロールがある程度できるようになってからだと思うのです。
これも体験ですけれど、おむつをいつまでもつけてる3歳児で幼稚園に来てる子と、トイレを自分でできる子って精神的に雲泥の差があります。
取る時期はしゃべることができるようになったら。1歳半から2歳くらいがいいタイミングと私は思うけれど、結構気長にしないといけません。
短い時間でとるには3歳。
幼稚園で30分毎にみんなで行くようになって2カ月くらいでたいていおむつがとれ、ウンチはわりと時間がかかります。
あ、ウンチだ、っというタイミングがわかればすぐにトイレに連れて行き、すわらせ、出ないと言っても
いっしょにしばらくおなかをマッサージしたり、おしりの仙骨横をおしてあげると出てくることが多く、できたことをものすごくほめてあげる。
これをくりかえすと自然と自分でできます。3歳になったら自分でのおしりの拭き方もちゃんとみせて教えてあげる。
自分で拭いたあと、おかあさんが点検、をしてあげるとよいです。自分でできる・・これが自立です。
http://ameblo.jp/suupaasyuhu5833
私の教室です。
クリスマス前はいつもと違うことしたいな~
いろんな素敵な音楽がながれだす季節。
親子で行ける芸術鑑賞などどんどん行くとよいですね。
松井 みわ 【Precious キッズケアリトミック&キッズゴスペル主宰】
記事テーマ
心と体それを支配する脳に25年赤ちゃんの時の大人の声かけ、回りの音楽は刷り込まれています。脳にはシナプスという伝達機能があります。リトミックは音楽を聴く、感じて動く、止まる、跳ねる、見て表現するなど5感をフルに使います。未満児にとってどんな関わりをしていったらよいかここでお話ししていきたいと思います。