前回・前々回の続きです。
④思考、学習、意欲や情操、理性、表現など、人間らしさをつかさどる前頭連合野
今日はこれについて。
ただの動物ではないところは表現や理性、これは人間にしかない能力ではないでしょうか?本能のままに、食べたいから食べる、なかったら泣きわめく、眠いから眠る。。。赤ちゃんが生まれた時の状態。そこからどんどん脳は動きだし、声をきき分け、臭いをかぎ分け、味を覚え、表情をみてとり、触って感触を覚えて・・・不思議なことに、人間は空気を読む、というか目に見えない人の心や愛情、などを細かな表情、声、目線、などで感じ取る能力があるようです。
さて、一体リトミックはどういうふうにそこへ働きかけていくのか?
まずは、私の教室の場合、ちょっと遊んだら、「おかたづけ~」の曲と共におもちゃを片付けます。そのときに、まだ遊びたい・・でも、いまからもっと楽しい事がはじまるんだ・・ということが繰り返しでわかってきます。なのではじめはいやだ~~と泣いていた子もキチンとお片付けをするようになります。理性ですね~。
それからみんなで、ご挨拶前に手遊び歌を手をみんなでつないでします。繰り返し行う事で一緒にやろうという気持ちと、いっしょにするとなぜか、一体感が生まれ(これも見えないものですが感じますね)にこにこ。これを感じられると協調性もかなり芽生えてくるのですが年齢の低さや経験不足からの差がけっこうあります。
名前呼びをします。この時にマイクを渡して自分が発表したら隣の人へと渡していきます。これも、ちゃんと流れを読める子はできますが、1歳5カ月くらいですと絶対にいや~~!とはなしません。
そこで、泣いても、「隣の人よ」と渡していきます。つぎつぎとマイクが渡っていく光景をみて察する子、まだ察せず、泣く子といますがこれも繰り返していきますと、全員ちゃんと渡せてみんな、ほめられています。そこでまた、学習していきます。
そうか、こうすればほめられるんだ・・・。できたらほめる、出来なかったら次はできるよ!と、話す。学習能力はそうやって伸ばしていくものだと思います。
さあいろんな音楽的遊びと共に、いろんな指示が・・遊びの中で出ます。とんとんとん!扉を開けたら「ぞうさん!ぞうさんがいっしょにいれて!って」などのいろんなストーリー仕立てでやっていきますがそのときの象の表現などは母親の動きをしっかりとみています。そしてそれをまねて表現しようとします。
またはテレビの情報や絵本の情報から、自分で動けるようになってきます。表現をする、ということを恥ずかしがる年齢もきますが
それを破らないと、自己表現が下手な子になってしまいがちかも。
表現する事に間違いなんてない。どれも素晴らしいっとほめます。
こうして前頭連合野の部分にもものすごい刺激を与えているリトミックなのです。
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私の教室のブログです。
リトミックは未就園児クラスと3歳児以上クラスとどちらも縦割りクラスとあります。
そこそこおもしろいカラーがあります。
松井 みわ 【Precious キッズケアリトミック&キッズゴスペル主宰】
記事テーマ
心と体それを支配する脳に25年赤ちゃんの時の大人の声かけ、回りの音楽は刷り込まれています。脳にはシナプスという伝達機能があります。リトミックは音楽を聴く、感じて動く、止まる、跳ねる、見て表現するなど5感をフルに使います。未満児にとってどんな関わりをしていったらよいかここでお話ししていきたいと思います。