大きなボールが100均で売られています。柔らかくて、当たっても痛くないし、大きいので見やすい。リトミックの中にはボールを使ってころころころ~~っと、転がして、保護者の方ととってもらったり、またころころ~っと転がしてとる、というのに音をつけてあげてころころ~♫していきます。子どもたちはそんなことおかまいなしなので、はじめにきたとき、ボールあそびをしてみます。
こちらがポーンと投げるとまず、視界からきえてしまう。そう、2歳半、3歳くらいまでボールが自分の背よりも高く上がると、首を上げることをしていないので見えなくなります。落ちてきてやっと気がついてきゃ~~きゃ~~!!っと大喜びで追いかける。これを何度かやっていると首が上へと動き始めます。
跳ぶボールを眼で追いかけることができるようになっていきます。ポーンっと投げるとポンポン・・・と、跳ねますが跳ねるのが大きくそして小さく早く・・・そしてころころ・・変化していきますが、そういうボールの動きを何度もやって遊んでいるうちに獲得していき、ボールの動きの予測が出来るようになっていきます。
それに音がつくとまた楽しい。
上手になってくると、保護者の方が両手で軽く挟んだボールを子どもが叩いて落とし、それをまた保護者がすぐにとってはさんで、というのを
音楽と共にしていきます。♫ついて、とって、ついて、とって・・これが上手になってくると一人でボールつきが出来るようになっていきます。
リトミックは眼、体、耳、五感をフルに使っています。ボールはいろんなところをきたえるいい道具です。これも続けて行ってどんどんと変わっていくものです。
一ヵ月に三回。週一回のリトミックですから毎日やっているわけではありませんね。お家でママが、歌ってくださってるとよく身につきます。でもやはり、週一回を楽しみにきてくれてますから前回やったことをまたやっていきます。ずっと続けているのはお散歩の曲に合わせて四分、八分、二分、止まる、動く、すわる、跳ねる、などの、即時反応。
同じことですが、だんだんとみんなが変わってくるのがわかります。はじめは「おかあさ~~ん」っとくっついて下りなかった子。くりかえすことで安心してきて三回目くらいで下りて一緒に歩くことが出来たり、九ヵ月くらいしている子たちはもう、親から離れて子ども同士で手をつないで歩いたり止まったりができるようになってます。(二歳児です)
動物も同じことをやっているけれど、くりかえしやることで身につくこと、安心する事、そして、それができてそれを踏まえてバージョンアップが出来て行きます。
また、以前できなかったことが出来ていることに親が感動し、私も感動し、みんなで「すごいね!!」と褒め合う事で自信がつき、さらに成長していくのです。
松井 みわ 【Precious キッズケアリトミック&キッズゴスペル主宰】
記事テーマ
心と体それを支配する脳に25年赤ちゃんの時の大人の声かけ、回りの音楽は刷り込まれています。脳にはシナプスという伝達機能があります。リトミックは音楽を聴く、感じて動く、止まる、跳ねる、見て表現するなど5感をフルに使います。未満児にとってどんな関わりをしていったらよいかここでお話ししていきたいと思います。