リトミックはママたちが、いろいろと情報提供をする場でもあります。
あそこの幼稚園はこんな教育をしてるよ、こんなことしてるよ、と、教室の終わった後など話しこんでる姿を見ると懐かしくもあります。
ただ、ちょっと困ったのは、幼稚園に行く前に自立してもらわなきゃ!と思った親が「もう自分でできるでしょう?」と突き放しつつあるところです。突き放しては不安を募らせていまい、逆に親から離れなくなったり、よく泣くようになってしまった。と、困り顔の親。
そりゃそうです~‘‘わけわかんない、今までおかあさんしてくれてたのに・・・つめたい!僕嫌われたの?嫌だよおかあさん~僕をどこにつれてく??
いやだよ~~一時も離れないぞ!!’’みたいなことになるわけですよ。
まさか、
「もう幼稚園にいくんだから、これくらい自分でしなさい!じゃないと、怒られるよ!」
「一人でトイレにいきなさい、幼稚園におかあさんはいないんだから!」
「ちゃんと自分でできないと、笑われるよ!一人でしなさい」
なんて言っていませんか??
追いこんでます!! 子どもは完全に幼稚園に行く前に幼稚園は怖いところ、一人ぼっちなんだ・・おかあさんいないんだ、いやなところだ・・というのを植え付けているようなもんです。
ではどうしたらよいのでしょう!??
「幼稚園ってお友だちがいっぱいいて、遊ぶところがいっぱいあって絵本もあって楽しいんだって」
「ママはお家でおいしいごはん作って待ってるからいっぱい遊んでね」
「できなかったら、お友だちや先生にいうと助けてくれるよ。大丈夫だよ」
「困ったら、先生に困った、っていうんだよ、教えてくれるよ」
と、大丈夫、ひとりじゃないよ、ということをしっかりと伝えてほしいのです。
さらに、「リトミックでやってることもやるよ!」というととても安心してくれると思います。手遊びやオルガンを弾く先生の姿はリトミックで見ているわけですからリトミック教室とよく似てるんだ~もっとお友だちがいるんだ~って思ってくれたら安心して過ごすことが出来ると思うのです。キッズケア・リトミックは、そこが良いところだと思うのです。
キッズケア・リトミックでは、体を音に合わせて動かす、ということを何度も繰り返し行います。同じことのようで、その時その時の子どもの様子を見ながら音の速さや高さなど変えるタイミングは、またく生もので変わっています。
動物に変身~!も何度もやっています。ウサギ、くま、ぞう、蛙、リス・・・魚になったり、メダカになったり・・・親はまた動物。なんで?と思うかも知れません。
でも・・よく考えてください。4日前の晩ご飯覚えてますか?毎日同じものだったら覚えてるかもしれませんが大人だって思い出せません。子どもにはなんども同じことをしてるようでも1週間に一度のリトミック。何度もやらないと体に入らないのです。
いろんな経験一回だけ、では、入っていないこともあるのです。いろんな経験を何度もしていくことでいろんな脳のシナプスがつながっていくのです。
だから保護者の方は一度連れて行った動物園、ではなくなんども連れて行ってあげてください。同じ所でもよいのです。くりかえすことで印象はしっかりと植え付けられていくのです。そしてそれがまた、他の「表現をする」というところで役に立っていくのです。経験のない子や本で見たことのない子は表現ができません。
ウサギは耳がながい・・実際に見たことはありますか?
触ってふわふわ の感触を感じたことがありますか?
体験している子としていない子では想像力が変わってきます。
蛙を見たことはありますか?
触ったことがありますか?
蓮華の花やチューリップなど、花畑に行ったことがありますか?
実際に見る事が出来ないとき、絵本をよんで想像力を膨らませて、それから実際に見る、というのも面白い方法です。先日、リスに変身!と、どんぐり持っているリスの絵を見せて、リスの電車ー!と8分音符のはやさで弾きましたら、ちょこちょこと走りカリカリと手でどんぐりかじってみせて・・・と、私はやったのですが、3歳に近い2歳の女の子は、手でどんぐりを拾う真似をして拾いながら口に入れ、走る、という表現をしてくれました。思わず、「最高!!」と拍手しちゃいました。それぞれに想像の翼を広げてみんなが違う表現できたら最高です!
お待たせしました! 耳で聞くことの第2弾!
テレビ、DVDは映像で見せているので音を聞いてるかと言えば、案外聞いていなかったりします。なぜか? 映像が動いていくので、音を聞かなくてもなんとなく、聞き流してしまっていることも多いのです。また、自分のタイミングで情報を得ていなくてどんどんと勝手に入ってきます。
絵本をママの膝の上で読み聞かせする、ということはゆったりとした気分で心地よく耳に入ってきます。そして、ちょっとまってもう一回ここ!と思ったとき子どもはページを元にもどしたりします。絵をじっくり見て声をきいて・・ママやパパの愛情をしっかりと感じる時間であるのです。
また、お手伝いをするという事はこちらの指示がわかっているということのバロメーターでもあります。
これをもっていってくれる?
赤のボールをもってきてくれる?
など、いろんな言葉をかけていきましょう。
DVDでいろんなことを知っても、一回の体験にまさるものはありません。
未就園の1~3歳までのお子さんが特にしてほしいキッズケアリトミックです
教室案内です。
http://ameblo.jp/suupaasyuhu5833/
小学生以上はキッズゴスペル。
これにもリトミックは必要不可欠。
松井 みわ 【Precious キッズケアリトミック&キッズゴスペル主宰】
記事テーマ
心と体それを支配する脳に25年赤ちゃんの時の大人の声かけ、回りの音楽は刷り込まれています。脳にはシナプスという伝達機能があります。リトミックは音楽を聴く、感じて動く、止まる、跳ねる、見て表現するなど5感をフルに使います。未満児にとってどんな関わりをしていったらよいかここでお話ししていきたいと思います。