幼稚園には今、2歳からの預かり保育や親と共に未就園児がいっしょに遊べる定期的に行われるクラスなどがあります。
4月から急に親と離れて一人立ち。園の雰囲気に慣れておくといいですね。選んだ園が未就園児の親子教室のようなものをやっていたならばそういうものには積極的に参加するとよいでしょう。
トイレの場所や門、バス、など、見ておくと、「あ、こういうところなんだな」とわかり、4月に入ったときには初めての友だちや、流れに戸惑うでしょうがトイレはどこ?などの心配はないわけですから。
また、ある程度自分でできるようになっておくというのも大事。以前にトイレトレーニングについて書きましたが、おむつのままにして幼稚園に来る子もいます。でも、しゃべる事が出来るお子さんはもうおむつはとることが出来ます。
幼稚園でも定期的に連れて行きますから失敗はしてもそんなに数はないです。
ただ、おむつというのは排泄してもわからないくらい今のおむつは、はきごごちよく、自分で排泄するタイミングがいつまでもわからないのではと思います。
お家でも手は取りますが厚めのパンツにして、40分置きくらいに「おしっこ行ってみよか~♪おかあさんとと~い~れ~」などと、リトミックで使うお散歩の曲で一緒にトイレに行ってパンツも自分でおろすようにすること。
『パンツのはきかた』 (岸田今日子 作 佐野洋子 絵 福音館書店)
この絵本は歌が一番後ろにのせてあります。
かわいい、小さい子のパンツを一生懸命はく姿がこぶたちゃんで表現されていて子どもも共感するのでしょう。
これを歌いながらするととても上手にはくことができます。
パンツが自分で上げ下ろしができるようになったらたくさんほめて。
おしっこも1回でも自分でできたら、ほめる!!
パジャマの歌もつかえますね。
だらだらと、遊び着替えをする子には
♬ぱじゃまの歌が終わるまでに着替えてね~っと
♪ぱぱっぱぱっぱっぱ~・・・と歌い出すと
みんながんばります。
そう、「はやくしなさい」とか「ほらなにしてるの」とか
何一つ言う事はありません。
親も楽しく、子どもも楽しい。
くつを自分ではく。・・はきやすい靴にしてあげてください。
おでかけで急ぐ時に、ついついママが手を出してはかせてませんか?
子どもも時間がかかるからつい「ママやって~~」とはかなくなる。
すぽっと入る靴をさがしてください。紐とかついてなくて柔らかいもの。
靴下・・自分で履けるようにママが向きなど気をつけておいてあげます。
そして、いっしょに手を使っておしえてあげてください。
ズボン。。上げ下ろしとはみ出た上のシャツをズボンの中に入れる方法、を丁寧に。
いっしょに手を使って。毎日やっていると自分で出来るようになってきます。
手を洗う・・しっかりと洗い方も指導しましょう。指と指の間、手首のところを洗い最後に流す。
ゴシゴシ・・というのを意外とやらずに手を水の下にじっと置いてるだけの子が多いです。
朝ごはんをしっかり食べる。ご飯とみそ汁、納豆、。しっかりと食べるためには早起きしないといけません。
8時には布団に入っていっしょに絵本を読む。朝は6時から7時の間には起きて、
顔を洗い、うがいをし、先に食べて着替えるか着替えてから食べるか。
この朝ごはん食べるのに時間がかかって・・だったら、夜をすこし少なめにしてください。
なるべく好き嫌いがないとよいですね。たいてい野菜が嫌い、という子が多かったです。
野菜を擦って形がないものにしてお料理に使うのでなく、形があり、そのものの味が
好きにならないと野菜を食べられるようにはなりません。
で、我が家の子はというと・・・なぜか、トマトが絶対にダメで
火が通っているトマトソースは食べるので 不思議です・・。
自分で食べる。はじめはスプーンを使って・・3歳を超えたら
子ども用の箸がありますので、それを使ってお箸で食べて行きましょう。
日本の大事な文化です。
すべてが毎日完璧にできるようになるのは年中クラスをすぎてから。
3歳はまだまだ失敗しつつも上手になってきます。
たまにあまえて「ママがして~」もいいけれど
「あなたが 自分でできたからママはとっても嬉しいわ!」という
気持ちもしっかりと表してくださいね。
朝起きて「おはようございます」、ご飯の前に「いただきます」。外で人に会ったらご挨拶、こんにちは、こんばんは、おはよう、「ありがとう」「さようなら」「おやすみなさい」がしっかりと言える子に。ということは親がお手本なんです。
親がちゃんと人にご挨拶できていますか?
これが案外難しい。テレビやDVD漬けの子はとくにできません。絵本を毎晩読み聞かせしてあげてくださいね。
次回、もう少し詳しく書きたいと思います。
松井 みわ 【Precious キッズケアリトミック&キッズゴスペル主宰】
記事テーマ
心と体それを支配する脳に25年赤ちゃんの時の大人の声かけ、回りの音楽は刷り込まれています。脳にはシナプスという伝達機能があります。リトミックは音楽を聴く、感じて動く、止まる、跳ねる、見て表現するなど5感をフルに使います。未満児にとってどんな関わりをしていったらよいかここでお話ししていきたいと思います。