子どもたちと過ごす夏休みは母親にとっても新しい発見のある時間です。そんな毎日を過ごすやまがたです。
最近、書店にいくと母と娘の関係についての書籍が目につくことが多いと感じませんか?実際に、子育て相談やカウンセリングをしているときに「実母との関係」について、たくさんの悩みや思いを抱えているお母さんに出会うことがあります。
私の新刊【産後、つらくなったら読む本】でも、「お母さんから愛情をしっかり受け取った感覚がない」ケースは産後にブルーな気持ちになりやすいかもしれません。と書かせていただいています。
子育ては自分と母との関係が浮き彫りになるからこそ、辛くなることもあり、またそこから、子育てを通して癒されたり、楽しんだりもすることができるのです。
現在の日本では殆どが核家族、そして姉妹、兄弟もそう多くはありません。そうなると、結婚するまで赤ちゃんを抱っこしたことがない人も少なくないと思います。また、小さな子どもと過ごすことなどもないと思います。実際に自分の親にしてもらったように、自分も子どもに声をかけるようになったり、逆に、「自分はこうされていやだった」とそうしなかったり、また、虐待にいたるケースの中にもご自身が虐待をされて、どうしても手をあげてしまい、悩んでいる人もいるのです。
子育てを義務教育では習わない。そして、親になる私たちです。父親学級、母親学級も親になる最初の部分を教えてもらったり、出産がゴールという部分になって産後のこともほんの少しの情報しか与えられていないのが、現実ではないでしょうか?近年、産後ケアが注目をうけていたり、子育て支援もたくさんの場所で広がってきました。
私自身もそうでしたが、急に完璧な親になれず、でもわからず、自分との親との関係にも悩むケースも・・・・。
そのまま、もんもんと子育てをする日々が続く人も今もいるかもしれません。
では、子育てを通して、どうやって私たちは親との関係も見つめなおしていけるのでしょうか?
すこしまとめてみました。
①まずは、そのような思いを持っている(母との関係が辛いと思っている自分がいる)ということを認めること。
②また、辛い感情を感じることや、幼少期のことを振り返ること。
心おきなく話が出来る人や、ときには専門家に話を聴いてもらうようにすることもいいかもしれません。
③自分のなかで、どんな感情だったかを改めて感じ、今がんばっている自分を認めてあげること。
④ゆっくりゆっくり親になること、焦らないことを認めながら、周りの育児支援サポートも活用すること。
⑤必要があるときは、専門職に直接対話をして相談をしてみることも大切です。
※ネットの顔の見えない相談先は文章によるもので、こまかなニュアンスや気持ちを十分伝えきれない場合もありますので、一番いいのが、対面。または、電話相談など、相談相手のことも感じられるような形をお勧めします。
子育てを頑張り、そして親との関係でモヤモヤ・・・・。そんな時に一番大切な事。それは「私は私」ということを、常に心に持っていて下さい。母であり、娘であり、場合によって妻であり、社会人であり…色々な役割があっても、どんな役割も枝葉であり、根っこは自分自身なのです。
私は私。私は私の心と体を大切にする。と決める。と宣言するだけで、気持ちも楽になってきます。ゆっくりゆっくり自分らしくのびのびと過ごしていきましょう。
今日もお読みいただきありがとうございました。
笑顔の花がたくさん咲いて
幸せの実が実りますように
やまがたてるえ
やまがた てるえ 【バースセラピスト NPO法人JASH 理事】
記事テーマ
産前 産後 心と体が不安定になる時期にそっと心に寄り添うメッセージをお送りします。育児で一番 大切なこと。それはお母さんの心と体の状態が心地よいことです。特に初めての、妊娠出産育児のなかで、戸惑い、ときに孤独すら覚えることがあるでしょう。子育ては未来を育てること。そのお母さんの笑顔の花が咲くメッセージを届けます。