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産後の心と体の大切さのメッセンジャーやまがたです。

今日は産後クライシスのお話。この言葉は2012年NHKあさイチの特集から発生した言葉ともいえます。この言葉の響きだけで「あーーー」と納得するママ、実は多いのではないでしょうか？　多かれ、少なかれ産後に夫婦の仲が急に変化した。と、感じる人は多いと思います。

【ベネッセ次世代育成研究所】のアンケートデータに
子どもが生まれる前に夫婦の間に愛を感じるが７０％以上（１００％でないのが残念）あったものが

産後から低下
2歳代になると妻が３４％
　　　　　　　　　夫が５０％という変化を見せていた。

アンケート結果からも見えてくる産後の夫婦間のズレ、これはどうして起こるのだろうか？その部分を考えてみましょう。

夏のテレビ番組のタイトルのようですが、産後ってどんなイメージか、これを母親学級で伝えているところと伝えていないところ、その施設によってさまざまだと思います。全国統一で「母子健康手帳」が配布されていますが、産後のママのことを書いてあるページはごくわずか。ほとんどが「子ども」について書いてあります。

産後のことを知らないし、そもそも「赤ちゃん」を抱っこしたことないままにお産になるケースもあると思います。核家族の影響もあったり、自分自身にも兄弟姉妹がいなかったら姪っ子、甥っ子を抱く機会もないと思います。子育ての方法も誰も教えてくれていないのが現状です。

また、産後に専門家に適切なアドバイスが欲しいと思っていても、すぐには情報を得ることが出来ず、モヤモヤしてしまったり、ネットの情報の海に飛び込んで検索を繰り返すことになっていくような状態だと思います。

私自身も助産師というプロでしたが、子育てには初心者マークでも知識はいっぱいでどうして出来ないの!!!と余計に自分に腹が立つ日々があったりしてとても苦しんだものです。

産後の世界を、産む前にも、また産後にも改めて知ること。そして、パートナーがそのことを知ることも大切なのだと思います。

産前には、妊娠を継続するために「ホルモン祭り」というくらいたっぷりの女性ホルモンが放出されている状態が続き、出産で、一気にホルモンが減少します。たとえば、月経前にイライラしたり・・・、ちょっとしたことでも気持ちが変化することがありますよね。これはホルモンの影響。この変化が劇的に起こるのが産後と思ってください。きっとイメージがつきやすいと思います。

また、出産も大きなストレス。ストレスって悪いことだけでなく、良いこともストレスなんです。マイナスイメージしかない言葉ですが、本質的にいえば、「出来事」=「ストレス」なんですね。出産のストレスは大きな体の変化でもあり、また痛みのほかにも心身ともに活動をしたあとになりますので、大きな変化になります。

その変化を受け入れる時に「心」が変容することがブルーに繋がっていると思います。産後ブルーは回復していくのですが、悪化したり、なかなか回復しない場合は早めに専門家（出産した産婦人科さんに相談にいくことでもいいと思います。または地域の保健師さんなどに連絡してみてください）に相談してみてくださいね。

8月発売のLEEのアンケートでは８４％の女性が産後ブルーを感じたそうです。

産後の心と体の変化のなかで、体は休息をしっかり取ることで回復してきます。また適度な適切な運動をすることも大切です。

NPO法人マドレボニータの吉岡マコさんの産後ママエクササイズはおすすめです！心を整えること。それは周りに助けを求めることや、「ちょっと話を聴いて」と声を出すことや「ちょっと見ててほしい」という赤ちゃんをほかの人に短時間でもゆだね、ほっと一息つくこと。

なかなか頼る人がいない時はファミリーサポートや民間の産後サポート「アイナロハ」「産後ドゥーラ協会」などや、友人にお願いしてみてもいいと思います。色々な人の手助けをかりることで、社会とのつながりもできていきます。一人で育てなくては、と肩の力をいれっぱなしにしないで、どうぞ力をぬいて楽になっていきましょう。

赤ちゃんは毎日ママの笑顔をみていたいと思います。

今日もおよみいただきありがとうございます。

笑顔の花がたくさん咲いて
幸せの実が実りますように

やまがたてるえ