毎日の風が春らしくなってきましたね。
日々、育児相談をさせていただくなかで、多く相談を受けるテーマで今日はお話しさせていただこうと思っています。
離乳食(補完食)を食べない ことで、いっぱい迷って困っているとご相談を受けます。ふだんは、実際にママとお子様を目の前にして体格や体調などなどを伺いながら、アドバイスを多角的にさせていただきますが、いつも思っている大切な思いを伝えたいと思います。
多くのかたが成長曲線を一つの目安として、「成長曲線ぎりぎりで・・・」と声をかけてくださいます。そうですよね、不安ですよね。そんな時に、いつもアドバイスの中で参考にしていただくことは、ママ、パパの赤ちゃんのときのこと。「母子手帳」を持っている方はそれを見て頂いたりしています。
自分自身の体格、体質が多かれ、少なかれ似ている傾向にあるのは間違いないなーと。現場にいたときからの感覚として感じています。
不思議なもので、私自身。姉妹を育てて、長女はものすごい食べない人で、次女はもくもく、モリモリ食べる人でした。はっきりいって、食べさせるものも育て方もそう変わっているわけではないのですね。不思議です。
今も小学生になりますが、食事の好みも食欲も不思議と違って毎日面白いです。体格もやっぱり、真逆のような感じはしますね。
また、ママ、パパだけでなく、おじいちゃん、おばあちゃんとの兼ね合いもあったりとか・・・それぞれです。
あくまでも、平均値は平均値。そこまでも理解してくださったり、お子様の様子をよく見てくださる小児科の先生や専門職の方も多く増えてきていると日々感じています。
親子広場で親子さんが遊び、お昼を食べる様子をみさせていただいて思うことは、
①よく動く子は食べる量が増えてくること
②母乳との関係で、まだ母乳の割合が多い場合
③食に対しての反応がまだ弱い場合
が、あります。
①よく動く子はやはり食べる子が多いですね。ただ、これも個人差ですが、ハイハイから立ってあんよになると増える傾向に感じています。
②おっぱい中心の場合はなかなか空腹を感じづらかったりしますし、動きも少なくなる傾向だと感じます。
③食に対して反応がないなかに、食べているのをあまり見ていないケースがあります。ママもゆっくり食べられないから赤ちゃんがねんねのときに、すませちゃう。なんてこともあると思います。見せてあげることから食欲がむずむずわいてくるかもしれません。美味しい香りをかがせてあげたり、ママが「美味しい~」と満面の笑みをしているのを見たら・・・。きっと良い刺激になると思います。
離乳食(補完食)もそうですが、なんでもあせらず、あせらず。ゆっくりで大丈夫です。赤ちゃんとの人生はまだ始まったばかりです。
雑誌やTV またお友だちがめっちゃ素敵な離乳食(補完食)を創っていてもいいのです。それぞれなので、ゆっくりできることから。
私自身、離乳食(補完食)を通してはじめて「だし」を取った記憶がありますよ。食を丁寧につくるための、小さな経験を与えてくれる子育てをまた今日も見つめていきましょうね。毎日 小さな食卓を支えるあなた自身がもっとも大切です。
今日もお読みいただきありがとうございました。
笑顔の花がたくさん咲いて
幸せの実が実りますように
やまがたてるえ
やまがた てるえ 【バースセラピスト NPO法人JASH 理事】
記事テーマ
産前 産後 心と体が不安定になる時期にそっと心に寄り添うメッセージをお送りします。育児で一番 大切なこと。それはお母さんの心と体の状態が心地よいことです。特に初めての、妊娠出産育児のなかで、戸惑い、ときに孤独すら覚えることがあるでしょう。子育ては未来を育てること。そのお母さんの笑顔の花が咲くメッセージを届けます。