五感とは・・・
・味覚・・・味わうこと ごはんが美味しい♡と感じること
・嗅覚・・・香りを感じること 「あぁいい香り」と感じること
・視覚・・・目に見えること 「この絵がきれい」と感じること
・聴覚・・・聞こえること 「素敵な音色ね」と感じること
・触覚・・・触れること、触れ合うこと 「触れ合って気持ちいい」と感じること
子育てにはこの五感があふれています。たとえば 子どもの香りをかぐことで、その時の汗の感じ、また体調の変化や成長まで感じることができたり、声の調子一つでも、「あれ、ちょっと声が変」と思ったら夜に鼻水もでて、熱がでたり。皮膚の色を観て、体の冷えの感じを感じたり、実際に触れてみることで「あ!冷えてた、薄着だったかな?汗をかいたまま着替えなかったからかな」という感じがしたりしますよね。
この小さな感覚の一つ一つを丁寧に見ていくことで、たくさんの子どもからの体の声のメッセージをお母さん自身が体感できるようになります。
なかなか、五感を意識して、ってできないかも。現代社会は思考を働かせることが多いので、五感で感じることが苦手と感じる人がいると思います。五感もトレーニングで、今まで持っていた感覚を呼び起こすことができるようになります。
なかなか、食べることが増えなくて悩む離乳食(補完食)のことを五感のトレーニングとして意識してみましょう!
・味見は味覚
・創るとき、食べる時の音は聴覚
・離乳食の作るときの色を見つめるのは視覚
・創るとき、食べるときに感じる香りは嗅覚
・温かさを感じること、冷たさを感じることは触覚
意識をしていると、たとえば薄味の離乳食もしっかりと味わいを感じるようになるかもしれません。
お母さんが五感を大切にすることで、お子さんも五感を大切にすることができます。外にでて、風を感じて「風がきもちいいね」。花の香りをかいで「いい香りね」 。花や緑をみて「お花きれいね」と、声をかけることで感覚をともに共有し、育みあえることになります。自然の豊かさ、素晴らしさも感覚を大切にして、育みあう体感を大切にしてみてください。
五感を育みあい、体感を大切にすることで、しっかりと子どものことを見つめることができ、不安や心配が減ってきます。あるがままの子どもを感じ受け止めるために子どもとともに、五感を感じて、命を育てることを 身体全部で感じてみましょう。また、五感を感じていくことで「母の感」が敏感になるように思います。
ちょっと子どもに触れただけで、「あれ??熱がある」なんて感覚が育まれるようになります。ついつい、忙しくまた、思考優位な社会ですが、五感と体感を大切に。心で感じる育児も楽しんでください。
笑顔の花がたくさん咲いて
幸せの実が実りますように
やまがたてるえ
やまがた てるえ 【バースセラピスト NPO法人JASH 理事】
記事テーマ
産前 産後 心と体が不安定になる時期にそっと心に寄り添うメッセージをお送りします。育児で一番 大切なこと。それはお母さんの心と体の状態が心地よいことです。特に初めての、妊娠出産育児のなかで、戸惑い、ときに孤独すら覚えることがあるでしょう。子育ては未来を育てること。そのお母さんの笑顔の花が咲くメッセージを届けます。