「いいお母さんになりたい」これは、きっと多くの産後の女性が感じていることだと、おもいます。妊娠中からも感じていること・・・、でもありますね。そして、世の中には「いいお母さん」「優しいお母さん」への情報もたくさんたくさんたくさん・・・あると思います。
気づかずに、周りを意識していたり、プレッシャーを感じて過ごしているがたくさんいるかもしれません。
NHK「あさイチ」番組アンケートでは9割以上の母親が「自分はいい母じゃない」と思うことがあり、うち7割が「いい母であるべきというプレッシャー」を感じ、悩んでいると回答があったようです。
では、なぜそんなプレッシャーが・・・。
それは、小さいころからの「プレッシャーがあるから」だと、私は感じています。自分たちが小さいころから、「○○が出来なければならない」というような前提のもとで、いろんなことをジャッジされてきていました。特に、私たちが育った世代がそのような背景が強いように思います。
また、世の中の情報がとてもとてもとても多くなっています。少子化とはいいますが、情報は海。たくさんの人が情報でおぼれもがいているようにも思います。ほかにも、社会の観方もさまざま・・・、世間の目が温かいときもあればとても厳しい事実もあります。
電車でおでかけの時にも、心ない言葉で、ぐさっと刺された言葉を言われたこと。しばらくたっても忘れられなかったりします・・・・
まずは命を生んだことを大きく○すること。そしてね、子どもたちは決して(とくに赤ちゃんは)「ママ~だめだなー」なんて言いません(小学生になるといろいろダメだしありますよ。
赤ちゃんは丸ごと愛してくれていて、ダメもなにもないのです。何が出来るからすごい!この学校でてるし、この資格もってるからすごい!とかでなく、自分を生んでくれたこと、本当にうれしいと赤ちゃんたちはおもっています。
そして、なによりも求めています。それとね、「育てていること」もです。オムツをかえて、授乳をして・・・だけでなく、声をかけ笑いかけること。
そして、抱っこすること。これが本当に大切です。
生んだお母さんはBirth mother
育てているお母さんは Life mother
どちらもmother
母であること。は違いないのです。
多くの人が抱えることでの、「いい 悪い」このなかで、ジャッジをしていることで、自分が自分をジャッジして自分を責めすぎる傾向にある人が女性には多いと思います。以前の私もそうでした。
でも、自分を責めてもなにも生まれないのと、生きている、育てているだけでも、奇跡みたいで、頑張っていることなのだと気づいたら、責めるより、「認める」ことが大切と思いました。
いい母プレッシャーにつぶされそうな時。「周りは認めてくれない!」と周りの評価を求めるよりも。毎日鏡の中の私に「私は私なりに頑張っている」「苦手なこともあるけど、今日もたくさん抱っこしたな」とありのままを肯定してみることが自分の心を少しずつ癒し、笑顔を取り戻してくれるようになれるきっかけとなります。
今日もお読みいただきありがとうございました。
笑顔の花がたくさん咲いて
幸せの実が実りますように
やまがたてるえ
やまがた てるえ 【バースセラピスト NPO法人JASH 理事】
記事テーマ
産前 産後 心と体が不安定になる時期にそっと心に寄り添うメッセージをお送りします。育児で一番 大切なこと。それはお母さんの心と体の状態が心地よいことです。特に初めての、妊娠出産育児のなかで、戸惑い、ときに孤独すら覚えることがあるでしょう。子育ては未来を育てること。そのお母さんの笑顔の花が咲くメッセージを届けます。