11月に入って一気に朝夕が冷え込みはじめましたね。
葉の色も変わり始めた風景をぜひお子様とのお散歩で意識してみてくださいね^^
今日は
「赤ちゃんは泣くもの」というテーマでお話を進めたいと思います。
赤ちゃんはなんのために泣いていると思いますか?
お腹すいた?
オムツのよごれ?
抱っこしてほしい?
かまってほしい?
ただ泣きたい?
いろんな理由があるのですが、
もうすこし根本的な
「泣く理由」について掘り下げていきたいと思います。
もし、あなたが突然
「今日から言葉の通じない そして寒くて今よりも重力のかかる星に行ってもらいます」と、言われたらどうですか?
やたらとまぶしく、そして、音も大きく、体は
殆ど自分の思い通りにいきません。
意志のままに動かせず、そして、話してもその言葉は通じません。
話すことすら、うまくできないのです。
ただ、周りはワイワイ、がやがやしていたり、そして、今まで住んでいた場所よりも
気温は10度以上低いのです。
気がついた人もいるかもしれませんが、
赤ちゃんが胎内の37度の羊水で無重力でぷかぷかと浮いて
子宮の中のほの暗いなか、そして包まれるように守られていた
そこを出産を通して
この世界に生まれてくるのです。
ココで頼りになるのは
いつも胎内で聴いていたママの声と
なによりも
温かいぬくもりで「抱っこ」してもらうことが
この世界でたった一人ではない。と感じる体感なのです。
泣くことはいろんな理由がありますが、その一つ一つを丁寧に対応することも大切ですが、そもそも、胎内から、胎外でのこの対応するまでの時間をゆっくりと
慣れていく時間が、まさに新生児期であり、そして乳児期なんだと思います。
そのなかで、命を懸けて「泣いている」のです。
それは誰も教えていない「伝える力」なんです。
そんな風に感じると、泣くことが必要なことを感じるかもしれません。
最近、逢う赤ちゃんたちは
その伝える力のほかに、繋がる力を感じます。それは
ママにも同じことが言えます。そして、繋がる力を感じると
伝える力をめいっぱい使わなくてもママと繋がる感覚をもっているので
安心していられる。
そんな光景を目にすることがあります。
私が娘を出産したときは、とにかく助産師としての経験や知識
技術もあったから、なんでもできると思っていましたが、娘は
とっても、とっても、とってーーーも泣いていました。
泣かないのは唯一抱っこしている時だけ。
この時の私は頭の中は育児のことでいっぱいだったけど、
心の中は不安でいっぱいでした。
その不安はきっと娘に伝わって、娘はつながってほしくて
泣いていたんだな。と今は感じます。
ママの安心感が子どもの安心感になることや
また、言葉は通じなくても、表情は通じます。本当のコミュニケ―ションは
言語を超えたところにあると思います。
だからこそ、ママの気持ちが整うように
周りに手助けしてもらって、心地よい日々を過ごしてください。
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やまがた てるえ 【バースセラピスト NPO法人JASH 理事】
記事テーマ
産前 産後 心と体が不安定になる時期にそっと心に寄り添うメッセージをお送りします。育児で一番 大切なこと。それはお母さんの心と体の状態が心地よいことです。特に初めての、妊娠出産育児のなかで、戸惑い、ときに孤独すら覚えることがあるでしょう。子育ては未来を育てること。そのお母さんの笑顔の花が咲くメッセージを届けます。