助産師の現場時代。たくさんの出産に立ち会わせていただきました。そこにはたくさんの人生ドラマが詰まっています。
そのなかで、ほんのちょっとした言葉で心を痛めるお母さんに出会いました。たとえば、「頭が大きくて、なかなかさがってこれず、難産だったね」と言われたお母さまから聞いたお話では、「自分の子どもは頭が人よりも大きくて大変だ」という思い込みにつながり、自分の子が正常ではないのでは…、とまでも思ってしまったようです。
そんなことはなく、そして、声をかけた人もお母さまを困らせるために言った言葉ではなかったかもしれません。しかし、産後の心と体にはその言葉がとても重たいものに感じることもあります。
たくさんのお母さまに出会う中で、とても感じていることが、自分のお産が思い通りにいかず「失敗体験」として受け止めている人がいらっしゃることです。
一生懸命に努力をして、頑張ったけれど思い通りにできなかった。
今まで勉強でも仕事でもなんでも、思い通りに描けた人が、出産という思い通りにいかない体験で喪失感を感じているということを知りました。出産という 素晴らしい体験を自分を責めてしまうことにつなげてしまうお母さまが少なからずいらっしゃいます。
実は私自身もそうでした。思い通りのお産にならず、自分を責めて子どもを可愛いとおもう「けど」どこかで、しっかりと愛することが出来なかった。そんな時代がありました。
4月25日 笑顔で働きたいママのためのフェスタ
千葉 南船橋 ビビット南船橋
10:00~16:00
実行委員にて参加
トイレトレーニングお話会体験あります
http://powerwomen.jp/festa/2014/2014_chiba/
やまがた てるえ 【バースセラピスト NPO法人JASH 理事】
記事テーマ
産前 産後 心と体が不安定になる時期にそっと心に寄り添うメッセージをお送りします。育児で一番 大切なこと。それはお母さんの心と体の状態が心地よいことです。特に初めての、妊娠出産育児のなかで、戸惑い、ときに孤独すら覚えることがあるでしょう。子育ては未来を育てること。そのお母さんの笑顔の花が咲くメッセージを届けます。