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スキンシップに卒業はありません/2015年4月

抱っこがパパママにくれるものは、大きい

赤ちゃんを毎日抱っこしているパパママ。 やんちゃなキッズのお世話に追われているパパママ。育児は体力勝負ですね。

抱っこも、実はこれ、結構体力を使います。特に産後、不安定な身体での抱っこは、時に腕や腰、肩に負担がかかることも。

もしかしたら、「つらかった時期だから、もう戻りたくないな。」

「もう大きくなったから、抱っこはもう卒業! 抱っこはもうしたくない」

と思われる方もおられるかもしれませんね。

 

人にもよりますが、確かに辛い時期は、多かれ少なかれあります。授乳やオムツ替え、離乳食作り、夜泣きに寝かしつけ。

部屋は掃除もままならず散らかったまま。

鏡に映った自分は疲れた顔...化粧なんてもう何日していないだう...。

 

そう、自分のことを後回しにして、一生懸命でしたよね。

 

でも、もう一度ここで思い出していただきたいんです。

そんな一生懸命な中、お子さんを抱っこした時のこと。

泣いてても「きてくれたんだ!」と安心して泣きやんだり。

笑ったり、一生懸命おっぱいを吸ったり。

胸の中でやさしい寝息を立てながら眠ったり...。

あたたかさや安らぎ、ちいさい命の尊さを感じませんでしたか?

とてもやさしい気持ちになれたことも、多かったのではないでしょうか。

101.jpgのサムネール画像

 

「この子を大事に育てていこう」 「この子を守るんだ」

抱っこが、そんな気持ちを湧き上がらせてくれるんです。

この時期を乗り越え、だんだん親は体力や筋力、そして、内側にある芯の強さがついてきます。

産後泣いてばかりだったり疲れた顔をしていたママが、どんどんたくましくなってくるのをみてきました。

私も二人の育児を経て、強くなったなと実感しています。

子どもたちからのプレゼントですね。

そしてスキンシップは、未来へ続いていく

今までの記事でもお伝えしてきましたが、子どもはまだまだ親のぬくもりを求め続けます。

キッズになっても、「抱っこしてー!」「ギューして!」と。

そんな時は、いっぱいいっぱい、ギューしてあげましょう。

あったかさにつつまれて、安心したら、笑顔で歩いていきます。

もっと大きくなってからも、背中や肩をやさしくポンとしたり、手を握ったり…。

それだけで子どもは元気づけられます。

親やおじいちゃんおばあちゃん、保育園・幼稚園の先生、その他見守る大人たちにあったかくギューされた経験・記憶。

それは子どもたちが大きくなった時、家族以外の大事な誰かへの「あったかい愛」につながっていきます。

 

大事な友だち、愛する人。

我が子が誰かを、やさしく肩にふれながら元気づける。

愛する人と手をつなぎ、やさしく抱きしめ、抱きしめられる。

いつか親となった時、その子を愛情たっぷりに抱っこする...。

これはとても素敵なスパイラルではないでしょうか?

そして、そのスパイラルを作るのは、私たち親の大事な役割の一つではないでしょうか。

 

ふれあいを通して、子どもは大事なことをいっぱい学んでいきます。

スキンシップに卒業はありません。

愛情あるふれあいが、ずっとずっと、抱っこから形が変わっていっても続いていくことを願います。

あったかくやさしい未来のために。

 

これからも、あたたかい抱っこを、沢山の方に伝えていきます。

一年間ありがとうございました。

Mama's profile/プロフィール

東山 弥生

東山 弥生 【ベビーダンス・抱っこ姿勢「やさしいはな」主宰】

記事テーマ

「つらい」を「楽しい」に! 楽々抱っこやハグで愛を深めよう

赤ちゃんを育てるうえで欠かせない「抱っこ」「タッチ」などのふれあい。 でも、時として、ママのカラダや心に負担をかけることも…。 大人になってもスキンシップは必要。 その入り口であるこの時期を、親子でもっと長く楽しめるには、どうしたらよいか。 ベビーダンスや抱っこ姿勢の講師として、そして2児の母の目線から、お伝えします。

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