新しい年になりましたね。この1月で、阪神・淡路大震災から20年になります。そして3月は、東日本大震災から4年。どちらの震災も、「想像を絶する事態」。
阪神・淡路大震災の時、私は京都にいましたが、あの時の激しい揺れは忘れられません。そして神戸の人たちは、着の身着のまま、避難。建物は倒壊し、火災も発生。ライフラインは断たれました。誰が、自分たちにそんな日がくるなんて想像できたでしょうか?
東日本大震災の時も、オムツ・ミルク・離乳食不足で多くのパパママや赤ちゃんたちが困りました。そして、抱っこひもがないことで、多くのママ達がけんしょう炎になったそうです。乳幼児をお持ちのママが、お子さんとご自身を守るためにできること。災害時の抱っこについて2回にわたってお伝えしていきます。
乳幼児のお子さんと一緒の時、どんな避難をすればいいでしょうか?
【ベビーカーでは避難しない】
建物の倒壊やがれきで、道はふさがれていることがあります。
そしてマンションやビルの中にいる場合、エレベーターは停止し、階段での避難になります。
必ず抱っこで避難しましょう。
ベビーカーやカバンの中に、常時、簡易のものでも抱っこひもやスリングを入れておきましょう。
【靴を履かせておきましょう】
あんよができる場合、たとえ抱っこで避難する時も、靴は履かせておきましょう。
抱っこから降ろした時、ガレキやガラス等、床に落ちているものでのケガを防げます。
避難所でそのまま過ごすことになる場合も、サイズが合う靴がすぐに調達できない可能性は高いです。
【おんぶの場合は、頭を守るものを】
抱っこではなく、おんぶで避難する場合。
抱っこでは落下物などからパパやママが守れますが、おんぶでは守りきれない場合が考えられます。
防災ずきんや防災ヘルメットで、お子さんの頭を守れるようにしておきましょう。
次回は、抱っこひもがないまま避難した時どうするか?
その対処法をお伝えしますね。
※参考文献
「被災ママ812人が作った 子連れ防災手帖」(つながる.com著 メディアファクトリー)
抱っこ育児が楽しくなる♪ベビーダンス教室
ママは赤ちゃんを抱っこしたまま、産後エクササイズ。
赤ちゃんは、心地よいゆれとママのぬくもりで夢のなかへ♪
寝かしつけの悩みも解消。
【東山弥生が講師のベビーダンス教室は、都内で開講中♪】
東山 弥生 【ベビーダンス・抱っこ姿勢「やさしいはな」主宰】
記事テーマ
赤ちゃんを育てるうえで欠かせない「抱っこ」「タッチ」などのふれあい。 でも、時として、ママのカラダや心に負担をかけることも…。 大人になってもスキンシップは必要。 その入り口であるこの時期を、親子でもっと長く楽しめるには、どうしたらよいか。 ベビーダンスや抱っこ姿勢の講師として、そして2児の母の目線から、お伝えします。