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突然地震が起こったら?!災害時の抱っこについて①/2015年1月

抱っこひもがないことで...

新しい年になりましたね。この1月で、阪神・淡路大震災から20年になります。そして3月は、東日本大震災から4年。どちらの震災も、「想像を絶する事態」。

 

阪神・淡路大震災の時、私は京都にいましたが、あの時の激しい揺れは忘れられません。そして神戸の人たちは、着の身着のまま、避難。建物は倒壊し、火災も発生。ライフラインは断たれました。誰が、自分たちにそんな日がくるなんて想像できたでしょうか?

 

東日本大震災の時も、オムツ・ミルク・離乳食不足で多くのパパママや赤ちゃんたちが困りました。そして、抱っこひもがないことで、多くのママ達がけんしょう炎になったそうです。乳幼児をお持ちのママが、お子さんとご自身を守るためにできること。災害時の抱っこについて2回にわたってお伝えしていきます。

避難の基本は「抱っこ」で

乳幼児のお子さんと一緒の時、どんな避難をすればいいでしょうか?

 

【ベビーカーでは避難しない】

建物の倒壊やがれきで、道はふさがれていることがあります。

そしてマンションやビルの中にいる場合、エレベーターは停止し、階段での避難になります。

必ず抱っこで避難しましょう。

ベビーカーやカバンの中に、常時、簡易のものでも抱っこひもやスリングを入れておきましょう。

避難イラスト.jpg

【靴を履かせておきましょう】

あんよができる場合、たとえ抱っこで避難する時も、靴は履かせておきましょう。

抱っこから降ろした時、ガレキやガラス等、床に落ちているものでのケガを防げます。

避難所でそのまま過ごすことになる場合も、サイズが合う靴がすぐに調達できない可能性は高いです。

 

【おんぶの場合は、頭を守るものを】

抱っこではなく、おんぶで避難する場合。

抱っこでは落下物などからパパやママが守れますが、おんぶでは守りきれない場合が考えられます。

防災ずきんや防災ヘルメットで、お子さんの頭を守れるようにしておきましょう。

 

次回は、抱っこひもがないまま避難した時どうするか?

その対処法をお伝えしますね。

 

※参考文献

 「被災ママ812人が作った 子連れ防災手帖」(つながる.com著 メディアファクトリー)

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東山 弥生

東山 弥生 【ベビーダンス・抱っこ姿勢「やさしいはな」主宰】

記事テーマ

「つらい」を「楽しい」に! 楽々抱っこやハグで愛を深めよう

赤ちゃんを育てるうえで欠かせない「抱っこ」「タッチ」などのふれあい。 でも、時として、ママのカラダや心に負担をかけることも…。 大人になってもスキンシップは必要。 その入り口であるこの時期を、親子でもっと長く楽しめるには、どうしたらよいか。 ベビーダンスや抱っこ姿勢の講師として、そして2児の母の目線から、お伝えします。

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