ハッピー・ノート.com

長時間、抱っこひもをつけてても大丈夫?/2014年10月

抱っこひもは改良されてきているけれど...

時々、ママたちからこんな質問を受けます。「どのぐらいの時間、抱っこしても大丈夫ですか?」

 
抱っこひもでお出かけすると、状況によって、長時間抱っこしたままになることがありますね。最近、抱っこひもは改良され、長時間の使用に耐えうるものにはなってきていますが、果たしてどうでしょうか?ママと赤ちゃん、両面から考えていきますね。
 
エルゴ抱っこ.jpg
実は、身体に負担はかかっている

まずは、ママの側からみていきます。

結論から言うと、赤ちゃんの月齢や抱っこひもの種類にもよりますが、長くても1~2時間でちょっとはずして休憩されることをおすすめします。
 
肩や腰のベルトが広い抱っこひもが普及してはいますが、身体に負担がかかっているには違いないのです。新生児の時平均3キロの赤ちゃんは、1~2年の間に何キロも増えていきます。その赤ちゃんの重力がかかっているのですから...。特に、赤ちゃんが低い位置に来てしまっている場合、首や腰・肩にかかる負担は、かなり重いものになります。
 
どうしても状況が許さず、長時間装着しなくてはいけない場合は
 
・赤ちゃんの位置を、なるべく高い位置に調整
(抱っこひもにもよりますが、おでこにキスできるぐらいの高さ)
 
・なるべく、場所があれば座って休憩する。
(抱っこ紐をしていても、ちょっと腰かけるだけでママの身体にかかる重みは軽減します。)
 
この2点で、なんとか乗り切ってみましょう。
赤ちゃんはずっと、同じ姿勢なのです

今度は、赤ちゃんの側からみてみますね。

赤ちゃんは、抱っこひもの中で、ずっと同じ姿勢です。理想的といわれるM字開脚になり、腰かけるような姿勢になるものが最近多いですが...大人に置き換えて考えてみましょう。ずっと同じ姿勢で座っていると、腰や背中が疲れてきませんか?抱っこひもからおろして、ごろんと寝かしてあげたり、ハイハイやたっちさせてあげることで、赤ちゃん自身の負担も減らしてあげることができるのです。おむつ替えのタイミングもうまく利用して、身体をのびのびさせてあげましょう。
 
ただ、もし赤ちゃんが気持ち良く抱っこひもの中で眠ってしまった時...1~2時間経過していても、すぐには無理せず、タイミングをみて抱っこひもからおろしてあげるといいですね。
 
抱っこは、パパやママにとっても、そして赤ちゃんにとっても無理がないことが理想です。これから行楽、そしてハロウィンなどのイベントも目白押しの秋。抱っこひも、そしてご自身の身体とうまくつきあいながら、ふれあいや思い出の時間を楽しんでみてくださいね。

Information/お知らせ

【ベビーダンス教室のご案内】

つらい抱っこを、楽しい抱っこに!

教室でみんなでステップを踏んで、楽しい産後にしてみませんか?

全国のベビーダンス教室は、こちらで検索できますよ~!

 

【インストラクターになって、輝いてみたい!】

東京・大阪でベビーダンスインストラクター養成講座開催!

育児で奮闘してきたこと、ダンスが好きだったこと、キャリアになります。

ママ達の気持ちに寄り添いながら、インストラクターとして活動してみませんか?

025.jpg

Mama's profile/プロフィール

東山 弥生

東山 弥生 【ベビーダンス・抱っこ姿勢「やさしいはな」主宰】

記事テーマ

「つらい」を「楽しい」に! 楽々抱っこやハグで愛を深めよう

赤ちゃんを育てるうえで欠かせない「抱っこ」「タッチ」などのふれあい。 でも、時として、ママのカラダや心に負担をかけることも…。 大人になってもスキンシップは必要。 その入り口であるこの時期を、親子でもっと長く楽しめるには、どうしたらよいか。 ベビーダンスや抱っこ姿勢の講師として、そして2児の母の目線から、お伝えします。

Vote/この記事に投票しよう

Evaluation/この記事のみんなの評価

lightbulb_outline

なるほどそうか!役に立った

0

favorite_border

わかる!わかる!共感した

0

feedback

この記事へのコメント

0

Comment/この記事にコメントしよう

Archives/東山 弥生さんの記事一覧

最新記事

記事一覧を見る

注目トピックス

トピックス一覧を見る

Weeklyゴーゴーリサーチ