4月ですね。でも、すぐにGWがやってきますね。赤ちゃん連れで帰省や旅行をお考えの方、多いのではないでしょうか?長時間歩き回ったり、電車や新幹線に乗ったりされるかもしれませんね。今日は、その時抱っこが少しでも楽になれば...という願いを込めてお伝えします。
この仕事をするようになってから...外出中、どうしても目で追ってしまうものがあります。それは、抱っこひもでお出かけ中のママたち!どうしても気になってしまうのです...職業病ですね。そして...「つらくないかな?!」といつも思ってしまうのです。
今、エルゴに代表される、腰ベルト式の抱っこひもをお使いのママに多くみられます。肩ひもがだらんと長く伸び、赤ちゃんの位置がかなり下になっています。赤ちゃんの身体が、ママから離れてしまっていることも。
ベビーダンスのレッスン前に、いつも抱っこひもの調整をさせて頂いています。初めて来られるママは、上の写真の様に、赤ちゃんの位置が下の方が多いです。そこで、この様に調整すると、「わ~!すごい楽!!」と、驚きのお声をよく頂きます。
抱っこひものメーカーによって場所は違うのですが、調整ひもを引いて、肩ひもを短くしました。赤ちゃんのお尻を片方の腕で下から持ち上げながら、ひもを引くのがポイントです。これにより、前回記事でご紹介した「上半身の重心点」に近い位置で、赤ちゃんとママが密着。ママの身体...特に肩や腰への負担が、少なくて済むのです。
以前、ママたちに「どうして肩ひもをそんなに長くしているんですか?」と質問したところ、皆さんの答えは一緒でした。「赤ちゃんが苦しくないように」。その答えに、ママの愛情や優しさを感じます。でもね...時としてそれは、ママの身体に負担をかけてしまうんです。慢性的な肩こり・腰痛の原因になる可能性もあります。
楽しく子育てするためには、ママが自分自身も大切にする。それがとても大事なことだと、日々感じます。密着させることに不安なママも多いと思いますので、ポイントをお伝えしますね。
密着させる時のポイントです。
・赤ちゃんのお尻を持ち上げて紐を引く時、安全のため、できれば座って行いましょう。
・密着させる時、赤ちゃんの表情を確認しながら。(呼吸が苦しそうではないか、顔が押さえつけられていないか等)
・赤ちゃんのあごが上がらないように。
3つ目の「赤ちゃんのあごが上がらないように」というのは...こんなところを想像してみましょう。皆さんが、旦那さまや恋人に抱きしめられているところ。強くつよ~く抱きしめられて、息もできないぐらい...!その時、もしあごが上に上がっていたら...「く...苦し~い!!!」幸せなはずのハグが、呼吸困難になっちゃいますので、要注意!
上記3つのポイントに気を付けると、密着も決して怖いものではなくなります。まずは少しずつ、お家で試してみてくださいね。そして、GW中の抱っこが、少しでも楽になりますように...!
抱っこの時間が楽しくなる産後エクササイズ 「ベビーダンス」
お茶会やランチが楽しめるレッスンもあり、ママ達との交流も♪
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東山 弥生 【ベビーダンス・抱っこ姿勢「やさしいはな」主宰】
記事テーマ
赤ちゃんを育てるうえで欠かせない「抱っこ」「タッチ」などのふれあい。 でも、時として、ママのカラダや心に負担をかけることも…。 大人になってもスキンシップは必要。 その入り口であるこの時期を、親子でもっと長く楽しめるには、どうしたらよいか。 ベビーダンスや抱っこ姿勢の講師として、そして2児の母の目線から、お伝えします。