私は、赤ちゃんを抱っこして踊る産後エクササイズ「ベビーダンス」、そして、正しい抱っこ姿勢をお伝えする「だっこポスチャリング」のインストラクターとして活動しています。
当時、まだこの仕事をしていなかったため、わからなかったのですが...振り返ると、様々な原因がありました。
一番の原因は「赤ちゃんの位置」。赤ちゃんを抱っこひもで抱っこしながら、マザーズバッグを肩にかけると、バッグの方がとても重く感じませんか?赤ちゃんの方がはるかに重いのに…。これは、身体の重心点から離れるからです。
上半身の重心点は、胸骨と胸骨の境目。剣状突起とよばれる骨の奥あたりにあります。分かりやすく言うと、ブラのホックの高さぐらいです。ここに赤ちゃんが近いほど、抱っこは楽になります。私がはじめてのお出かけで辛かったのは、この時、娘の位置が、かなり下だったからなんですね。
抱っこ紐を使う場合も、腕で抱っこする場合も、「高さ」「密着」を意識するだけで、ずいぶん楽になります。目安は「赤ちゃんのおでこにキスできるぐらいの高さ」。(スリングの場合は、赤ちゃんのお尻が、ママのおへその上あたり)。
お子さまのやわらかい髪をあごに感じながら、抱っこを楽しめるのは、この時期に与えられた幸せかもしれません。調整が可能な抱っこひもであれば、一度その位置でお試しくださいね!
「密着」については、また次の記事で詳しくお伝えしていきます。
抱っこの時間がもっと楽しくなる、ベビーダンス。
お茶会やランチが楽しめるレッスンもあり、ママとの交流も!
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東山 弥生 【ベビーダンス・抱っこ姿勢「やさしいはな」主宰】
記事テーマ
赤ちゃんを育てるうえで欠かせない「抱っこ」「タッチ」などのふれあい。 でも、時として、ママのカラダや心に負担をかけることも…。 大人になってもスキンシップは必要。 その入り口であるこの時期を、親子でもっと長く楽しめるには、どうしたらよいか。 ベビーダンスや抱っこ姿勢の講師として、そして2児の母の目線から、お伝えします。