6月はジューンブライド!結婚披露宴やパーティにお呼ばれされている方も多いのではないでしょうか。
お祝いを包む時に市販のご祝儀袋に入れたらそのまま持参・お渡ししていませんか?今回は、お友だちとちょっと差がつくラッピングマナーをお伝えいたします♪
結婚のお祝いなど慶事に限らずお香典などの弔事にも、金封を持参する時には、汚したり皺になったりするのを避ける為、ふくさや小風呂敷に包みます。しかし、ただ汚れを避けるためという理由だけではなく、先方の喜びや悲しみの気持ちに寄り添い、相手を大切に思っているという気持ちをお伝えする儀礼と考えます。
慶事のお包みと弔事のお包みでは包み方が異なります。慶事の際は『幸せが入ってきてずっと留まるように』左→上→下→右の順に包みます。
弔事は逆に、『悲しみが早く流れるように』右→下→上→左の順に包みます。左右の合わせも逆になるので慶弔の包み方を間違えないようにお気をつけて。
ふくさには沢山のお色がありますが、慶事には華やかな色のものを、弔事には緑、藍、グレーなどの色を選びます。格が高いとされる紫は慶弔両方に使えますので、これから揃えるなら紫色をお持ちになると便利です。ふくさを用意できなかった場合も、綺麗にアイロンをかけたハンカチなどで包んでも良いでしょう。
ふくさの中には便利なアイテムもあります。それが金封ふくさです。はじめからポケット式になっているので、コンパクトに金封を持参することができます。
祝儀袋やのしについても色々な決まりがあるのですが、それについてはまた別の機会にご紹介できたら、、と思います。
お渡しする時にはふくさはお相手の前で包みを開いて渡しますが、金封ふくさはポケットから取り出して金封ふくさの上に置いて(写真2)お渡しします。金封ふくさの入れ方にも慶弔の区別があります。慶事には左側にポケットがくる右開き(写真3)、弔事には右側にポケットがくる左開き(写真4)となります。
お相手を想う気持ちを包みに込めて、寄り添うことができる。ちょっとしたことをさりげなくスマートにできる女性って素敵です。ラッピングを通じてより素敵な女性になるお手伝いができましたら幸いです。
中上 マキ 【グレースブルーム 主宰】
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特別な日のスペシャルな贈り物や、お友達へのちょっとしたプチギフト、手作りのお菓子のおすそ分けやお返しの品など、暮らしの中で贈り物のシーンはたくさんあります。贈るお相手を思う心をギフトに添えて、贈り物を素敵にお包みできたら幸せ気分がアップすること間違いなし!貰う方も、包む方も幸せになれるギフトラッピングの簡単・可愛いアイデアをお伝えします。