7月7日は七夕。七夕は日本では一年間の重要な節句を表す五節句(人日1/7、上巳3/3、端午5/5、七夕7/7、重陽9/9)の一つです。7月7日には短冊に願い事を書いて笹の葉につるしてお星様にお祈りする七夕のならわし。こちらは古くは中国から伝わる『乞巧奠(きこうでん)』という行事だったとも言われています。乞巧奠は織女星にあやかり、針などを供えて機織りや裁縫が上達するように星に祈る風習から広まり、やがて機織りや裁縫だけでなく芸事などの上達も願うようになったそうです。
元は宮中行事として梶の葉に和歌を書いて願い事をした七夕行事が庶民にも広がって、梶の葉の代わりに中国の五行思想(全ては木・火・土・金・水の5つの要素によって自然現象や社会現象が変化するという学説)にちなみ、5色(緑・赤・黄・白・黒)の短冊に色々な願い事を書いて笹竹につるすようになったんだそうです。
みなさんも、今年の七夕には5色の和紙でラッピングを楽しんでみませんか?
今回は和紙を使って七夕パーティなどのちょっとしたプチギフトや、お持ち帰りの為のラッピングをお伝えしたいと思います。和紙は一般的にラッピング用ペーパーとして使われている紙とは柔らかさや質感が違いますので和のイベントにはぴったりなんです♪たくさん封筒を作ってお正月のぽち袋にしてもいいですね。
『簡単☆可愛い☆折り紙で手作り封筒を作ろう』の回で、封筒の作り方をお伝えしました。今回はこの封筒の完成したところからのアレンジです。
マチのない封筒を作ります。(封筒の作り方は初回『簡単☆可愛い☆折り紙で手作り封筒を作ろう』をご参照ください)
1.封筒ができたら封筒の口を開き、左右の折れ線を合わせ、中の空気を調節し綺麗な三角になるよう角を整える(写真左上)。
2.角を整えたら口を閉じ、自立するよう整える(写真右上)。
五行思想にちなみ、和紙も緑・赤・黄・白・黒(ここでは青を使用)で包んでみました。5色で短冊を作って願い事を書いても素敵ですね♪
ママ友だちや子どものお友だちとの七夕パーティ。パーティで余ったお菓子を持ち帰って頂いたり、ちょっとしたお土産を包んだり、コロンとした形が可愛くてパーティを華やかに演出してくれるテトラタイプのラッピング。七夕パーティでは中にキャンディや金平糖などを入れて、それぞれお友だちの名前を書いたタグを付けたり、お礼のメッセージをスタンプしたりアレンジしてみてはいかがでしょうか?お子様と楽しむイベントのお役に立てましたら幸いです。
中上 マキ 【グレースブルーム 主宰】
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特別な日のスペシャルな贈り物や、お友達へのちょっとしたプチギフト、手作りのお菓子のおすそ分けやお返しの品など、暮らしの中で贈り物のシーンはたくさんあります。贈るお相手を思う心をギフトに添えて、贈り物を素敵にお包みできたら幸せ気分がアップすること間違いなし!貰う方も、包む方も幸せになれるギフトラッピングの簡単・可愛いアイデアをお伝えします。