梅雨まっさかり!ですが、まるで夏がやってきたような気候の日も多く…梅雨であることを忘れてしまいそうな今日この頃。アジサイもきれいな季節となりました。梅雨時期は蒸し暑い日も多いので、汗も予防やいつもよりも多めに水分補給してあげながら乗り切りましょうね。
さて。レッスンでもよくある質問、ベビーマッサージの始め時についてお話ししたいと思います。第1回の記事でも少し触れましたが、ベビーマッサージには年齢制限はないのです。生まれてすぐからでも、その月齢に合ったやり方で行えばOK! もちろん、逆に幼稚園くらいになってもOK! 一度この心地よさを覚えると、始まりの合図を送っただけで、赤ちゃんは目を輝かせたり、嬉しそうに笑ったりするようになるんです。
私のレッスンでも、マタニティの方向けのコースも用意しています。妊娠中に練習しておけば、生後すぐにベビマをすることができますね。早くからベビマを経験した赤ちゃんは、その心地よさを覚え、その後も素直にマッサージを受け入れてくれる子が多いようです。
生後数か月の赤ちゃんは、ママの子宮の中でそうしていたように、体を丸めた状態から徐々に体を伸ばし始めるので、筋肉や関節の動きを促すマッサージはとてもいい効果を生み出します。ただし、生後間もない赤ちゃんには力加減には注意し優しく行うようにし、首が座っていない赤ちゃんには、大きく揺すったりする動きは避けるようにしましょう。
首が座る前でも、力加減と赤ちゃんの体勢に気をつければ、大抵のマッサージをすることができます。既にご紹介した脚のマッサージは、月齢の低い赤ちゃんにも取り入れやすい動きです。おむつ替えなどで脚は触られ慣れているところですので、赤ちゃんもスムーズにマッサージを受け入れてくれると思います。これからご紹介する予定ですが、うつ伏せにして行う背中のマッサージなどは首が座ってから行う方がよいでしょう。
以前、生後2ヵ月の赤ちゃんとママへベビーマッサージをお教えした時には、とっても気持ちよかったからか、マッサージ中に何度もうんちやおしっこをしていました。マッサージ効果で代謝もよくなったのでしょうね。ただでさえ、この時期の赤ちゃんは排泄回数も多いですし、終了後はたっぷりと水分補給してあげましょう。
私のレッスンに来てくださるのは6~10ヵ月のベビちゃんが多いです。ちょうど首も座って、寝返り始めました!とかつかまり立ちします!とか、少しずつ自分で動けるようになり始めた頃でしょうか。ママたちも、「ちゃんとマッサージをやらせてくれるか不安」という方が多いのですが、やってみると意外と上手にできている子がほとんどです。赤ちゃんたちも、ママとのコミュニケーションを楽しんでいるからでしょうね。目と目を合わせて、リラックスして、楽しい気持ちでマッサージしてみましょうね。
それでもどうしても動き始めてしまう時期がやってきます。赤ちゃんたちも、ズリバイやハイハイが出来るようになると新しい世界を体験するのに夢中になって、マッサージ中にいろんな所にお出かけしてしまうことも多くあります。そんなときは、無理強いしないこと。出来ることだけ、出来る時に行えばいいのです。マッサージの心地よさを嫌いになってしまっては、残念です。
マッサージ好き!になると、自分から「マッサージやって~」と言ってくるようになったりもします。もうすぐ2歳半になる息子も、お風呂上りに「マッサージ~」とせがんできます。5歳くらいになると、自分からバスタオルを持ってきてマッサージを要求する子もいるとか(笑)
ベビマは、ママとのコミュニケーション手段としてだけでなく、体の調子を整えたりといい効果もあるので、出来る限り続けてほしいなぁと思います。
とにかく無理はしないこと!楽しく楽しく!です。
ほそかい のりこ 【ベビーマッサージインストラクター】
記事テーマ
ベビマは、生命の尊さを実感できる、心のコミュニケーション。誕生後すぐにタッチケアを行うことで家族との絆を実感し、心体の発育を促します。初めて育児する方、経験者な方、育児が楽しい!という方も、迷ったり悩んだりすることがあると思う。誰もが通る道。だからこそ楽しまなきゃ損!ベビマを通じ、赤ちゃんとの生活が楽しくなるような情報を発信していきます。