「仙骨」って知っていますか?? 聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
仙骨は、骨盤の中央にあり、身体の土台となる、とても重要な場所にあります。仙骨の上には、背骨があり、その背骨が約12~15キログラムの重さがある頭と両腕を支えています。
仙骨は、ちょうどおしりとおしりの割れ目の少し上にある骨です。さわってみるとコリコリするのですぐわかると思います! 見つかりましたか?
仙骨を温めてみましょう。仙骨が温めることで、成長ホルモンの分泌や骨盤の動き、内臓の働きに良い影響を与えると言われています。仙骨の位置に手のひらをあてて、じっくりと温めます。どちらか一方の手でも両手を重ねてでもOK。
ただし、仙骨は成長するにつれて1つの骨になるのですが、赤ちゃんの時期はまだ複数の骨でできており、接合部分がしっかりしていません。優しく押すようにしましょう。
そして、そのままお尻を時計回りにマッサージ!
最後はおしりを下から持ち上げ、両手で包み込むように温めます。
今度は仙骨をマッサージしてみましょう。
①まずは右足側から。両方の足裏を合わせて、お胸に持ち上げ、右足はそのままにして左足を下します。
②右足は脚をくの字に保ったままママの右手で固定します。
③そのまま体をむかって右側に倒し、隙間の空いた背中にママの左手を差し入れ、手を床側に動かして仙骨部分を温めるようにくるくるとマッサージ。
※左足側も同様に行ってみましょう。
実は、この少し複雑な動きを行うのに意味があります。体を斜めに倒すことにより、片足が腸を圧迫し、腸にたまったガスを排出する効果が期待できます。
便秘気味な赤ちゃんに、ぜひ試していただきたいと思います。
もちろん、ただ仙骨をマッサージするのであれば、赤ちゃんをあおむけにして行っていただいてもOKです。
仙骨は意識しないとなかなか触れることのないところですが、ベビーマッサージではたくさん触れることができます。
成長ホルモンの分泌も活発になると言われていますので、積極的にマッサージしてみてくださいね。
ほそかい のりこ 【ベビーマッサージインストラクター】
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