ママたちも大好きなリフレクソロジー。体の疲れを取るとともに、癒しの効果を期待して、経験された方も多いかと思います。
リフレクソロジーは、「Reflex(反射)」+「-logy(学問)」で「反射学」という意味を持っています。
足裏には、身体全体の臓器や器官に作用する「反射区」がたくさんあり、指でくまなく刺激することにより、血液やリンパの流れをスムーズにし、人間が持っている自然治癒力を高めます。血液やリンパ液の流れが促進されるので、新陳代謝が活発になり、全身の老廃物が排泄され、免疫力が高まるとも言われています。
また、手のぬくもりと心地よい刺激によりリラックス効果が得られ、ストレス解消に役立ちます。
こんな効果のあるリフレクソロジーは、大人だけでなく赤ちゃんも大好き。以前も少しこちらでご紹介しましたが、今回は新しいものをお伝えしたいと思います。寒い季節になりましたので、ぜひお試しください! (お洋服を脱がす手間もなく(笑)、手軽に行っていただけると思います。) 私がお伝えしているものは西洋式です。東洋式もあり、その方法は異なりますので注意して実施するようにしてくださいね。
ママの親指の腹を使って足裏全体をくまなくマッサージします。まず、赤ちゃんの親指の付け根辺りから、小指にむかって横に進みます。親指をしゃくとりむしが動くように、「チクタクチクタク」とリズムよく動かしていきましょう。小指まできたら、今進んできたラインから一段下がったところを、同じように親指から小指にむかってマッサージしていきます。これをかかとの方まで行い、足裏全体をくまなくマッサージするようにしましょう。
力の入れ加減ですが、弱すぎると赤ちゃんがくすぐったがって上手くできないこともあります。ある程度は力を入れて行ってもOKですので、お子さんの様子を見ながら行ってください。
先ほどもお話ししましたが、足裏には全身に作用するスイッチが集中していますので、くまなく刺激することで消化器官にも働きかけ、お腹の調子を整えることができます。(個人差はございますが)
同じような指の動かし方で、今度は足の側面をマッサージしてみましょう。親指側の側面を上にし、ゲーム機を持つような感じで赤ちゃんの足を持ちます。赤ちゃんの親指先からかかとまで、ママの親指の腹を使って「チクタクチクタク」と進んでいきます。かかとまで来たら来たところを戻るように足指まで、今度は先ほどとは反対側の親指でマッサージします。これを何往復か行ってみましょう。
イチロー選手も、小学生のころ毎晩お父様に足裏マッサージをしてもらっていたとのこと。イチロー選手の素晴らしい活躍には、この影響もあるのでしょうか?
以下、一部を抜粋させていただきました。
以前からお話ししている通り、ベビーマッサージには効果だけではないコミュニケーション法としての役割も担っています。年齢制限はありません。自身の子どもは一生自分の子どもですし、ずっと続けていけるといいですね。
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足の裏を揉むといっても、私はマッサージの専門家でもなければ知識があったわけでもない。
単に、足の裏の気持ちよさそうなところを、私なりの方法で30分から1時間ほど、
少し話しかけながら、一朗が寝付くまで揉むだけだった。
それをやってやると、次の日にはすっきりとした顔で起き、
不思議といつも通りに機嫌を戻していた。
これを毎朝毎晩つづけた。
これをつづけることで、親子ともに気持ちのわだかまりがなくなった。
子どもの心に触れるということの大切さを教えられた。
子どもを育てるうえで、親としての愛情を伝えるには、直接肌に触れるスキンシップが
非常に重要だということを学んだ。
口下手な私は、親としての気持ちを十分には表現できなかったが、
それが偶然に、子どもたちとのスキンシップとなった。
『父と息子 ーイチローと私の二十一年 』 鈴木宣之著 二見書房 1995年
ほそかい のりこ 【ベビーマッサージインストラクター】
記事テーマ
ベビマは、生命の尊さを実感できる、心のコミュニケーション。誕生後すぐにタッチケアを行うことで家族との絆を実感し、心体の発育を促します。初めて育児する方、経験者な方、育児が楽しい!という方も、迷ったり悩んだりすることがあると思う。誰もが通る道。だからこそ楽しまなきゃ損!ベビマを通じ、赤ちゃんとの生活が楽しくなるような情報を発信していきます。