みなさま、こんにちは。すっかり秋も深まって、秋風も冷たくなってきましたね。お天気の良いお昼間は、まだ暖かくとても過ごしやすい時もありますので、お子様と一緒に秋を見つけにお散歩に出かけてみてはいかがでしょうか? 赤ちゃんははっきりした色に反応しやいですので、赤や黄色とカラフルな葉っぱを見せるのもとてもいいものです。
先日、新潟県でベビーマッサージ中に起きた死亡事故報道がありました。大変痛ましい事件で、同じ小さな子どもをもつ母親として、本当に胸が張り裂けそうでした。
以前もベビーマッサージの目的について書かせていただきましたが、こちらで行われた「赤ちゃんへの施術」は、ベビーマッサージと考え方も手法も異なるものです。本来、ベビーマッサージはタッチケアに基づく親子のコミュニーション技術であり「赤ちゃんへのマッサージ」ではありません。親子の間で行われるもので、親以外の第三者が、赤ちゃんに施す「マッサージ」ではありません。(ただし、例外的に祖母などが自分の孫に行う場合もあります)私の教室でも、あくまで参加されたママへ、ご自身の赤ちゃんへの「タッチケアに基づくコミュニケーションの手法」として、お伝えしています。
あの報道以降、ベビーマッサージについて悪くいわれている記事も目にしました。しかし、温かい手で赤ちゃんに触れることで、その温もりが肌に伝わり、触覚を刺激されることで、赤ちゃんの脳は神経細胞を活発に発達させ、体のコントロール機能と心の安定を得ていきます。そういう「心のコミュニケーション」を図ることができるのが、ベビーマッサージなのです。
月齢によって出来る動きが異なったり、パーツによって力のかけ方を変えたり・・注意することもたくさんあります。何より、ご自身のお子様の体調をしっかり確認すること。以前もこちらで書かせていただいていますが、ベビーマッサージでは、常にお子様の体に触れることにより、普段とは違う異変に早く気付いてあげられるという利点もあります。少しでも、いつもと違うところを感じた場合は、無理せずにマッサージをお休みしてくださいね。
繰り返しとなりますが、ベビーマッサージは「心のコミュニケーション」です。決して、他人に任せるマッサージではありません。育児で疲れた心も、肌を通して伝わる温かさによってほぐれていきます。敬遠せず、ぜひ一度経験してみてくださいね。
ほそかい のりこ 【ベビーマッサージインストラクター】
記事テーマ
ベビマは、生命の尊さを実感できる、心のコミュニケーション。誕生後すぐにタッチケアを行うことで家族との絆を実感し、心体の発育を促します。初めて育児する方、経験者な方、育児が楽しい!という方も、迷ったり悩んだりすることがあると思う。誰もが通る道。だからこそ楽しまなきゃ損!ベビマを通じ、赤ちゃんとの生活が楽しくなるような情報を発信していきます。