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赤ちゃんの肌のお話/2014年4月

とってもデリケートなお肌

赤ちゃんの肌は外からの刺激に敏感。生後4ヵ月を過ぎると、皮脂量がぐっと減るので乾燥しやすく、しっかり保湿してあげないと湿疹が出てしまったり・・。

赤ちゃんの皮膚は約1㎜で、大人の皮膚の約1/2程度しかなく、乾燥や外部の刺激から肌を守る角質層とよばれる表皮の一番外側部分も大人より薄くなっているため、バリア機能が十分に働かないのです。

小さな赤ちゃんの体にも大人と同じ数の汗腺があり、大人の約2~3倍ほどの汗をかく大変な汗っかき。汗をかいたままにしておくと不潔な状態になりやすいので、あせもや、ひどいときは皮膚トラブルを起こすこともあります。

 

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オイルを使う意味

私がお伝えしているベビーマッサージでは、オイルを使うことをオススメしています。

理由は以下の通り。

●赤ちゃんの肌はデリケートなので、傷つけないようにする。(ちょっとした摩擦でも赤くなってしまうことがあります)

●滑りがよく、手がスムーズに動かせる。

●安心感や満足感も得られ、リラクゼーション度UP!

ただ、どんなオイルでもいいというわけではありません。

どんなオイルが良い?

レッスン中、よく「どんなオイルを使ったらいいのでしょう?」というご質問をいただきます。オイルは、空気に触れることで「酸化」します。人の汗(皮脂)も酸化するため、汗をずっとそのままにしておくとかぶれてしまう原因のひとつが、この「酸化」だとも言われています。ただ、植物性のオイルは、あっという間に皮膚に吸収されるので酸化することはまずありません。保存料の入っていない、刺激の少ない植物性のオイル、中でもキャリアオイルを選ぶようにしましょう。

キャリアオイルとは、植物の種子などから採れるオイルのことで、「脂質」が主成分です。マッサージオイルをつくるときのベースオイルとなるもので、オイルが肌の奥深くに浸透するのを助けることから、キャリアオイル(キャリア=運ぶもの)と呼ばれています。

アロマテラピーでは、エッセンシャルオイル(精油)と2種類のオイルが使われます。植物の葉・花・樹皮・種子・果実などからできていて、100%天然オイルなのですが、たくさんの機能を持っています。同じ植物でも、採取する場所によって香りや効果は異なります。赤ちゃんには香りや刺激が強すぎるので、できるだけ使用しない方がいいでしょう。また、「オーガニック」だから安心ということでもありません。きちんと成分を確認するようにしましょう。

 

オイルを選ぶときは、

●キャリアオイルであること

●ベビー用オイルであること

に注意してみましょう。

 

中でも、ホホバオイルがおススメです。酸化しにくく腐りにくいし、殺菌力や保湿力が強いので、肌荒れやオムツかぶれの湿疹などに対しても良い効果があるといわれています。アーモンドオイルもよく使用されますが、アレルギーが心配ですので要注意!

また、オリーブオイルやごま油など食用油の使用についてですが、食用と肌ではやはり違いますので、おススメはしません。(肌トラブルがあった時に、通常の用途とは異なっているため、業者に責任を問うこともできません)

 

保存するときは、酸化しないように注意し、できるだけ早く使いきり、空気に触れないようにすることが大切です。

Mama's profile/プロフィール

ほそかい のりこ

ほそかい のりこ 【ベビーマッサージインストラクター】

記事テーマ

心を豊かにするタッチケア

ベビマは、生命の尊さを実感できる、心のコミュニケーション。誕生後すぐにタッチケアを行うことで家族との絆を実感し、心体の発育を促します。初めて育児する方、経験者な方、育児が楽しい!という方も、迷ったり悩んだりすることがあると思う。誰もが通る道。だからこそ楽しまなきゃ損!ベビマを通じ、赤ちゃんとの生活が楽しくなるような情報を発信していきます。

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