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使うモノを選ぶ/2014年7月

しまうモノは、使うモノ

これまで、モノを使いやすくしまう方法について、お伝えしてきました。さて、ここで、「しまう」モノについて考えてみてください。しまい場所を決める時に考えてきたのは、「使う」モノです。使わないモノが暮らしの中にあれば、暮らしのスペースが圧迫されてしまいます。家の中に持っているもの全てを、今使っていますか?

使うモノの、選び方

まずは、今持っているすべてのモノに目を通しましょう。引き出しの底、クローゼットの引き出しの一番奥、押し入れの天袋の中・・などに、しばらく見ていないものがありませんか?収納場所から、全てを出し、手にとって判断します。普段使っているものは、「使うもの」として、しまいます。

片方しかなくなったイヤリング、ヨレヨレになってみっともなくなった洋服、以前は好きだったけれどこれからもう着ない洋服は、「使わないもの」として手放します。判断に迷いがちなのが、「使える」けれど「使っていない」モノ。似たようなものはないか、他のモノで代用できないか、捨てても困らないか、考えてみましょう。

何のために、捨てるのか?

「捨てる」というと、「もったいない」という言葉がつきまといます。そのため、「片付け」⇒「捨てる」⇒「もったいない」⇒「片付けられない」という悪循環に陥りがちです。

「もったいない」という言葉の意味は、「モノの本質が生かされていない」ということ。

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本当にもったいないのは、持っているのに使われないものであり、使わないものにスペースを取られてしまう暮らしであり、片付かないことでストレスを感じる、家族や自分自身なのです。


だから、「捨てる」を行うのは、持っているモノや住んでいる家、そこに暮らす家族や自分が、その力を思いっきり発揮するためなのです。

捨てたあとに、身につく力

「捨てる」とは、大変悲しい作業です。使えるのに、捨てる。高かったのに、捨てる。プレゼントしてもらったものだけど、捨てる。自分を責める気持ちも、生まれます。でも、この悲しい作業を行ったあとには、「使うものを選ぶ力」が身に付きます。

自分には合わないもの、便利そうだけど使いこなせないもの等、どうせ捨てることになるモノは、暮らしの中に持ち込まなくなります。例えば試供品の化粧品。無料だからといっていつももらっていたけれど、小さくて使いにくかったり、また、自分の肌に合わなかったりすることも多いものです。結局使わないで、捨ててしまうのならば、はじめからもらわない方が良いのです。

また、安いからといって気軽に買ったモノも、実際使うにはイマイチだったりします。安くて使い捨てるのが良いのか、高くても手入れをして大事に長いあいだ使うのが良いのか、自分に合ったモノの持ち方を、考えるきっかけにもなるでしょう。

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高麗 朋子

高麗 朋子 【1級家事セラピスト/整理収納清掃コーディネーター】

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家事から、ママが輝く・家族が笑顔になる!

掃除や片付けって、苦手な方が多いです。でもね、ちょっとしたコツを知るだけで、負担を減らすことができるんです!片付いた部屋では、ママの家事がはかどり、パパや子どもも、お手伝いがしやすくなります。ママの笑顔は、家族の笑顔。私たちの、最も身近にある「暮らし」に目を向けて、ママが輝き、家族が笑う、『暮らしやすく』のコツをお伝えします!

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