花の香りがただよい始め、上着の要らない日も、チラホラと。春はすぐそこに来ていますね。
年度末の3月は、卒業・進学・進級などといった、人を取り巻く環境の変わり目の時期でもあります。
環境が変わるということは、使う「モノ」が変わる時期。
春休み中に、これまでを見直して、次年度に向けて準備をするために、「整理」をすることをお勧めします。
整理とは、「不要なものを取り除く」ということです。
今までは使ってきたけれど、これからは使わなくなるものや、新年度を迎えるために新しいものに交換するものを中心に、不要なものを処分します。
年度の区切りで変わりやすい、子どもの学用品や、おもちゃ、学校関連の書類などを中心に整理しましょう。
整理のステップは、次の3つ
親子で簡単にできる、整理のステップのポイントを、次にご紹介します。
全部出したあとは、2つに分けます。
例えば、これから先使うために買ってある新しいノートは、「今使っていないもの」、たまに見返すことがあるアルバムや作品は、「今使っていないもの」に分けます。
「使う」「使わない」では、まだ見ぬ未来を予想してしまったり、捨てたくない気持ちから、「全部使う!」と言い切って、整理が進まないことがよくあります。
ですがこの分け方なら、「今」を基準にしているので、とてもシンプルです。迷うこともありません。
実際の整理作業の際は、床を2つの場所に分けて、この基準で分けながら収納場所から出していくと、スムーズに進むでしょう。
また、「今使っているもの」に分類されたグループは、最も使いやすい場所に収納するアイテムとなります。
最後に、「今使っていないもの」に分けたものの中から、これから先使うものをお子様に選んでもらいます
この時に忘れないで欲しいことは、「何のために整理をするのか」ということです。
整理ができていないと、モノが多くて部屋が散らかる、居心地が悪い、学習する場所がない、モノが失くなる、持っているモノが把握できない、・・といった不便が起こります。
そしてこれらを解消するために、整理を行うのです。
モノを「捨てたくない」気持ちは大切にしながら、部屋を「居心地良くすること」も考えて、優先順位をつけてモノを選んでいきます。
選んだものは、「今」使っていないモノですから、使いたい時にすぐ取り出せるように、分かりやすく収納しましょう。
いかがでしょうか。今回ご紹介した整理のステップは、整理の基本です。子どもの持ち物に限らず、ママの衣類やキッチン、書類の整理などあらゆるモノの整理に共通している方法です。
ぜひ春休みに、親子で整理に取り組んでみてください。
高麗 朋子 【1級家事セラピスト/整理収納清掃コーディネーター】
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掃除や片付けって、苦手な方が多いです。でもね、ちょっとしたコツを知るだけで、負担を減らすことができるんです!片付いた部屋では、ママの家事がはかどり、パパや子どもも、お手伝いがしやすくなります。ママの笑顔は、家族の笑顔。私たちの、最も身近にある「暮らし」に目を向けて、ママが輝き、家族が笑う、『暮らしやすく』のコツをお伝えします!