これまで、大掃除をテーマにして下準備、洗剤についてお伝えしてきました。
3回目の今回は、大掃除に活躍するお掃除道具を3種類ご紹介します。
私が家事サービスの際必携していて、これさえあれば家中の汚れを落とせる優れものです。特徴を押さえれば、一つで他用途に使いこなせるので、お掃除道具を減らすこともできるのです。
古タオルや雑巾で拭き掃除をするときに、汚れが上手く拭き取れないといった経験はありませんか?
拭き掃除に使うクロスを選ぶなら、マイクロファイバーをおすすめします。
マイクロファイバーについては、以前の記事「マイクロファイバークロスで、ラクラクお掃除」をご参照ください。
マイクロファイバークロスは、少なくとも次の3つの使い方ができます。
マイクロファイバークロスを何枚か用意して、使い分けると良いですね。汚れの種類や度合いで、クロスを色別に分けるとわかりやすいでしょう。
掃除の後、道具が汚れて、その始末が億劫になることはありませんか?
キッチン周りのひどい油汚れは、道具自体を汚します。ですから、道具は「後始末しやすい」に目を向けて選ぶことも大切です。ひどく道具を汚してしまうような場所には、使い捨ての道具を選びましょう。
そこでおすすめするのは、アクリルたわしです。
アクリルたわしについては、以前の記事「アクリルたわしで、ラクラクお掃除」をご参照ください。
アクリルたわしは、水をつけて洗う、また、乾いたままで磨くことで汚れを落とします。特にアクリルぽんぽんたわしは、マイクロファイバーよりも手になじみ、細かな部材にも使いやすいという特徴があります。ガス台の五徳、シンクのゴミ受け、タイルの目地、窓のパッキンなど、掃除道具が汚れに届きにくい場所にご活用ください。
油を吸着しやすい分、アクリルたわし自体が汚れますので、その場合には取り替えましょう。
これまでご紹介したマイクロファイバークロスやアクリルたわしでは、落とせない汚れがあります。「固い」汚れです。
その場合には、「削り取る」といった少々手荒な対処が必要です。
そこでオススメなのが、メラミンスポンジです。
メラミンスポンジは、メラミン樹脂を成分とした、白いスポンジです。
窓ガラスについた泥汚れや、鏡についた軽い水垢、硬い素材の風呂壁についた石鹸カスなども、こすり落とすことができます。
メラミンスポンジを使用するときは、汚れが付いているその素材自体も研磨してしまいますので、柔らかい素材のものには、力の入れ具合に注意してください。バスタブやトイレ、洗面ボールなど、加工のされた部材は、加工を剥がしてしまいますので、使用を避けてください。
目に見えない傷が付くことで、汚れがつきやすくなることもありますので、十分注意して活用してください。
大掃除に活躍する、3つの道具マイクロファイバークロス、アクリルたわし、メラミンスポンジをご紹介しました。
道具を効果的に使用すると、洗剤を少なく、または使用せずとも汚れを落とすことができますので、お子様とお掃除される場合にも、安心してお使いいただけます。
新たに道具を揃える前に、まずは今ある掃除道具を確認して、持っているものは活用しましょう。今回ご紹介した道具以外でも、「汚れを落とす」ことができるものでしたら、掃除道具として生かしてください。
マイクロファイバーがないけれど、古タオルやナイロンスポンジをお持ちなら、ぜひ今お持ちのものをお使いください。
良い道具を持っているのに、その使い方や特徴を知らないのでは、道具の価値が半減してしまいます。お掃除道具は、その特徴を理解されて、効果的に使ってくださいね。
高麗 朋子 【1級家事セラピスト/整理収納清掃コーディネーター】
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掃除や片付けって、苦手な方が多いです。でもね、ちょっとしたコツを知るだけで、負担を減らすことができるんです!片付いた部屋では、ママの家事がはかどり、パパや子どもも、お手伝いがしやすくなります。ママの笑顔は、家族の笑顔。私たちの、最も身近にある「暮らし」に目を向けて、ママが輝き、家族が笑う、『暮らしやすく』のコツをお伝えします!