モノを「使う」ときのことを考えて、しまう場所を決めることは、前回お話ししました。
しまう場所が決まったら、「しまい方」を考えます。
「しまい方」が上手くいかないと、使いにくくなることがあります。
でも、ポイントをおさえてしまえば、どこの場所でも応用が効き、使いやすい部屋づくりを実現することができます。
使いやすくしまうポイントは、大きく分けて、次の3つです。
○ 目的
○ 空間 (高さ・奥行・深さ)
○ 動作
今回は「目的」について、ご説明します。
同じ目的で使うモノ、一緒に使うモノをまとめて、○○セットを作っておくと、使いやすいです。
例えば、
○ お手紙セット・・・便箋・封筒、切手、アドレス帳
○ 資源ゴミ準備セット・・・新聞やダンボールを縛るビニール紐、ハサミ、ガムテープ
○ お掃除セット・・・ほうき、ちりとり、フロアモップ、フロアシート、
○ ティータイムセット・・・コーヒー、紅茶、砂糖、ミルク
○ ジム通いセット・・・トレーニングウエア、靴、タオル、バッグ
同時に使うものをひとつにまとめておくと、家のあちこちに必要なものを取りに行ったり、何箇所も引き出しを開けることがなくなるので、家事動線が短くなります。
まとめたものは、一つのカゴや引き出しにしまうと、良いでしょう。
次回は、「空間」の効果的な利用について、お伝えします。
高麗 朋子 【1級家事セラピスト/整理収納清掃コーディネーター】
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掃除や片付けって、苦手な方が多いです。でもね、ちょっとしたコツを知るだけで、負担を減らすことができるんです!片付いた部屋では、ママの家事がはかどり、パパや子どもも、お手伝いがしやすくなります。ママの笑顔は、家族の笑顔。私たちの、最も身近にある「暮らし」に目を向けて、ママが輝き、家族が笑う、『暮らしやすく』のコツをお伝えします!