朝晩の涼しさが増し、日中も羽織りものが欲しくなる気候となりました。
この時期、秋が深まると共に気になり始めるのが、今年も終わりに近づいていること。
今まで年末に大掃除をするも、時間が足りなくてやりきれなかった、という経験をお持ちではありませんか?
大掃除は段取りが大切。余裕を持って年末を迎えるために、大掃除の下準備を、今の時期から始めましょう。
大掃除下準備の、第1ステップは、「片付け」です。
これからの時期の片付けのコツは、「大物を狙え」。
大きなものが処分対象となると、ゴミもしくはリサイクルショップへの持ち込みが必要となります。年末は、ゴミ処理場やリサイクルショップが混雑しますので、秋のうちに済ませておくのが良いのです。
ひとつ処分すると、スペースに余裕ができるような大きさなら、片付け効果をより大きく実感します。また、空いたスペースをより効率的に使えるように、それ以外の場所の片付けも進みます。
「一年前の大掃除から、一度も使わなかった」という事実は、処分を考える上で強力な判断基準となります。
今年一年使わなかったものは、これから先に使うかどうか、今一度よく考えてみてください。
「今持っているものを使う」ことにこだわって、片付かなくなることも、しばしば見受けられます。使いにくいものは、思い切って買い換えることも、検討しましょう。
大掃除下準備の第2ステップは、「しまい場所を決める」。
ポイントは、「一つ残らず」です。家の中で、散らかっている場所に目を向けてみてください。使い終わったら「元に戻す」さえすれば片付くはずなのに、それができないのはなぜでしょう。
それは、しまい場所が決まっていないからです。
しまい場所さえ決まっていれば、掃除前に散らかっていても、しまい場所に戻すだけ。ものの五分もあれば、掃除を始められる準備ができるのです。
大掃除下準備の第3ステップは、「お掃除リストを作る」。
大掃除は、普段手の届かないところを中心に、家中のお掃除を行います。ですので、いつもは気がつかないけれど、年末にはやっておきたい場所を思いつくままに書き出して、リストを作っておきましょう。
取り掛かりの順番は、普段の掃除頻度が低い場所から。例えば、カーテンの丸洗い、ベランダたたきの水洗いなどです。水回りや玄関・リビングルームなど、普段から掃除をしている場所は、年が明ける少し前に念入り掃除を行うようにします。
大掃除で取り組む場所と順番が決まったら、ご自分や家族の予定と合わせて、スケジュールを組みます。家族全員が見られるカレンダーに予定を書き込んでおくと、忘れずに実行できますよ。
さて、いかがでしたか。大掃除をラクにするためにも、段取りをしっかり組んで、秋のうちから下準備を始めておきましょう。
高麗 朋子 【1級家事セラピスト/整理収納清掃コーディネーター】
記事テーマ
掃除や片付けって、苦手な方が多いです。でもね、ちょっとしたコツを知るだけで、負担を減らすことができるんです!片付いた部屋では、ママの家事がはかどり、パパや子どもも、お手伝いがしやすくなります。ママの笑顔は、家族の笑顔。私たちの、最も身近にある「暮らし」に目を向けて、ママが輝き、家族が笑う、『暮らしやすく』のコツをお伝えします!