夏に活躍したモノの片付けは、もう終わりましたか?
季節が変わると、暮らしの中で使われる道具も、変わります。
これからの季節を過ごす住まいを、より暮らしやすくするためにも、夏モノの片付けを行いましょう。
夏に大活躍した家電といえば、エアコン・扇風機です。これらは、夏だけに限らず、秋も継続して使用できるもの。ですが、「まだ使うから・・・」と言っているうちに、手入れの時期を逃してしまいがちです。季節の変わり目を区切りに、手入れを行いましょう。
家電のお手入れ方法は、分解可能な部品を取り外し、汚れを落とします。エアコンでは外部カバーと取り外し可能な内部フィルターが家庭で洗浄可能です。また扇風機は、外部カバーや羽根が分解・洗浄可能です。取り外して洗浄できない部分は、乾いたウエスや綿棒を使って、ホコリ等の汚れを取り除きます。
洗浄後はしっかりと乾燥させるのがポイントです。水分や湿気が残ったまま収納しますと、そこからサビが出たり、カビの原因になることがあります。
エアコンの内部洗浄は、専門業者に依頼するとよいでしょう。夏や冬はオンシーズンとなり業者が忙しくなる時期ですから、11月中に頼んでおきましょう。
夏に活躍するレジャー用品といえば、水遊びグッズやキャンプ用品です。
子どもの水着は今年の出番が終わったら、来年も着られるか確認しましょう。現時点で今年限りとわかっているものは、今の時点で必要な方に譲っておくとよいでしょう。「来年の夏になってから・・・」と思っていると、使いたい時に間に合わなかったりするものです。
浮き輪やビーチボール等は、汚れを落としよく乾燥させてから、収納します。夏物レジャー用品としてまとめておくと、次に使う時にわかりやすいでしょう。
キャンプ用品としては、テントやバーベキュー用品など、かさばるものが多いのが特徴です。かさばるものは当然のことながら、収納スペースを圧迫します。今年の使用頻度を考えて、来年度以降も使うかどうかも、検討しましょう。持っているけれど、今年は使わなかった・・というものがあれば、見直しが必要です。
秋になっても半袖をちょっと着たいな、と思う日もあり、衣替えのタイミングは難しいものです。薄手の上着が必要になるタイミングで、衣替えを始めましょう。
例えばノースリーブでも素材によって、夏にしか着られないものもあれば、冬でもインナーとして着られるものもあります。これからの季節に着られるかどうかをしっかり見極めて、着られるものだけを残します。秋冬物を段階的に出してくるのと同じように、夏物も使わないものから順番にしまっていきます。
オフシーズンものとして収納する時には、シミや汚れを落として、シワにならないように気をつけます。クリーニングのビニールは、湿気とカビの原因になりますので、外します。埃が気になる方は、通気性の良い不織布製のカバーをお薦めします。
今回は、夏モノの「片付け」についてお伝えしました。
ご紹介したもの以外でも、季節物はオンシーズンとオフシーズンでしまい場所を変えます。夏モノをいつまでも使いやすい場所にしまってあると、これからの季節に活躍するものが使いにくくなってしまいます。
今シーズンあまり使わなかったモノは、今後も持つべきものか、もう一度考えてみてくださいね。次のシーズンに再び使うものは、汚れを落としてよく乾燥させ、わかりやすく収納します。
しっかり手入れをしてからしまうのは、次に使うときの準備とも言えます。次に使おうと思ったら、カビが生えていて使えなくなった!といったことにならないように、手入れをしっかり行いましょう。また、使いたい時に、どこにしまったのかわからない!でも、困りますよね。次のシーズンを心地よく迎えるためにも、季節モノは使い終わったら片付けましょう。
高麗 朋子 【1級家事セラピスト/整理収納清掃コーディネーター】
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掃除や片付けって、苦手な方が多いです。でもね、ちょっとしたコツを知るだけで、負担を減らすことができるんです!片付いた部屋では、ママの家事がはかどり、パパや子どもも、お手伝いがしやすくなります。ママの笑顔は、家族の笑顔。私たちの、最も身近にある「暮らし」に目を向けて、ママが輝き、家族が笑う、『暮らしやすく』のコツをお伝えします!