自分だけなら片付けは出来るけれど、家族が散らかしてしまう・・・という方は、家族で守るルールを決めましょう。
ルールは簡単で、分かりやすく、3つだけ。毎日これさえ守れれば、いつもきれいなお部屋をキープすることができます。
お部屋の印象は、面積の広い場所の使い方に影響をうけます。
部屋の中で最も面積が広い場所は、床です。床の上にモノが置いてあるだけで、部屋が散らかった印象を与えます。
まずは、「床の上には、モノを置かない」を徹底しましょう。
例えば、外出から戻ると、鞄がいつもリビングルームの床の上に置かれる・・・という場合は、リビングルームに鞄の一時置場を作ると良いでしょう。オープン収納にかごを準備したり、壁にフックを付けたりすると、動作数が少なくて使いやすいです。
毎晩寝る前には、家族それぞれが、床の上の自分のモノを全て片付ける習慣をつけましょう。
ダイニングテーブルや学習机が物置に・・・等は、よく聞かれる悩みです。
こういったテーブルは、高さが腰高で使いやすいため、モノが溜まりがちです。テーブルの上がモノで埋まっていると、テーブルを広く使えません。そればかりか、1つモノが置かれ始めると、次々と他にもモノが集まりやすいという傾向が見られます。
いつでも本来の使い方ができるように、テーブルの上は常にきれいにしておくルールを、家族で守りましょう。
片付けの基本中の基本は、「元に戻す」。使い終わった後、これさえ必ず行っていれば、散らかるはずはありません。
幼稚園や保育園の教室を思い浮かべてみてください。いつも整頓されていますよね。片付けるのはいつも、未就学の子どもたちです。
これは、先生方が、使いやすいモノの定位置を決めていて、使い終わったら「元に戻す」を必ず行うから、子どもたち自身できれいをキープしているのです。
使う前にあった元の場所に、戻すだけ。これなら、簡単なはずですよね!
使いっぱなしのモノがあったら、「元に戻して」と、習慣になるまで伝え続けましょう。
何度言っても使いっぱなしになってしまうモノがあったら、定位置がしまいにくい場所ではないか、見直してみることも必要です。
さて、いかがでしょうか。
家族が片付けをできなくて・・とお悩みの方は、まずはこの3つのルールだけを、家族みんなで守ってみてください。
「家を片付けたいけれど時間がなくて」「どこから手を付けて良いかわからない」という方も、まずはこのルールだけ守ってみてください。毎日の小さなルールの積み重ねから、大きな片付けのイメージが膨らんできて、少しずつ片付けに取り組めるようになってきますよ。
高麗 朋子 【1級家事セラピスト/整理収納清掃コーディネーター】
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掃除や片付けって、苦手な方が多いです。でもね、ちょっとしたコツを知るだけで、負担を減らすことができるんです!片付いた部屋では、ママの家事がはかどり、パパや子どもも、お手伝いがしやすくなります。ママの笑顔は、家族の笑顔。私たちの、最も身近にある「暮らし」に目を向けて、ママが輝き、家族が笑う、『暮らしやすく』のコツをお伝えします!