お子さんに、お手伝いをさせていますか? かつては労働力として、子どものお手伝いは必要でした。しかし、家電製品が発達した今、子どもの手が以前のようには必要ではなくなりました。だからと言って、子どもに何もさせないで良いものでしょうか。「家事」は、共に暮らす家族が気持ち良く生きていくために、誰かがやらなくてはいけないことです。子どもも一緒に巻き込んで、家事のお手伝いをしてもらいましょう。
子どもは最初、家事が上手ではありません。だから、いつもやり慣れているお母さんがやってしまった方が、早いし、やり方を教えなければならないので手間もかかります。ですがそこは、じっと我慢です。お手伝いの持っている子どもを伸ばす力を意識して、お手伝いをさせましょう。
お手伝いの第三ステップは、「家族の一員としての役割を持つ」ことです。お手伝いステップを踏んでいくうちに、子どもは家事に慣れていきます。そうしたら、家族の一員としての役割を与えましょう。すると子どもは、使命感を感じたり、物事に責任を持つようになっていきます。
「お母さんのやっている家事って、面白そう」。始めのうちは、「楽しい」からやる家事も、慣れてくると「面倒くさい」「なんで私が?」「お母さんがやればいい事」といったやりたくない気持ちが出てきます。でも、私たちは「生きる」ために、毎日家事をやらなくてはいけません。だから、「あなたの役割だから」と、どんな時も例外なく続けさせましょう。
時間がかかったり、難しい家事では続けられなくなってしまいます。お子さんに合った、出来ることからで良いので、続けられる家事にします。その際、「何だったらできるかな?」と、子どもと一緒に考えるようにしましょう。
高麗 朋子 【1級家事セラピスト/整理収納清掃コーディネーター】
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掃除や片付けって、苦手な方が多いです。でもね、ちょっとしたコツを知るだけで、負担を減らすことができるんです!片付いた部屋では、ママの家事がはかどり、パパや子どもも、お手伝いがしやすくなります。ママの笑顔は、家族の笑顔。私たちの、最も身近にある「暮らし」に目を向けて、ママが輝き、家族が笑う、『暮らしやすく』のコツをお伝えします!