新しい年が始まりました。お正月を気持ちよく迎えるために、年末に家中を掃除された方も多いと思います。たまった汚れを落として綺麗な状態を一度作ってしまえば、あとはキープするだけ。
「汚れを付けたその人が、汚れを付けたその場所で、汚れを付けたその時に、落とすこと」
掃除は汚したその都度行うことを心がけましょう。
「そんなのわかってはいるけど、なかなかできないよ・・・」
という方は、暮らしを見直してみてください。掃除に取り掛かりにくい環境になっていませんか?
今回は、気軽にお掃除しやすい環境づくりについてお伝えします。
汚れが付く素材も、掃除のしやすさに大きく関わります。
汚れの付く場所がツルツルした素材や、丸洗いできるものですと掃除がしやすいです。反対に、凹凸があったり、かご状のもの、素材が紙や壊れやすいものなどは、掃除がしにくくなります。
例えば洗剤を収納する場合、中身が垂れて汚れがちです。ですから、洗剤収納の素材は、丸洗いしやすいプラスチック製のケースが良いでしょう。
キッチンのそばは油汚れが付着しやすい場所です。汚れたら洗剤で水洗いできるように、ガラスやアクリル・プラスチック等の素材がおすすめです。
気軽に掃除を続けるポイントが「手間」にあることは、道具選びでも同じです。
意外と見過ごしがちなのは、後始末の「手間」。掃除が終わったあと、道具についた汚れを落とすのがが面倒で掃除をしなくなることも、実は多いのです。また、掃除道具を汚れたままにしておくと、使いたい時にまず、道具を掃除してから・・といったことになりかねません。使うたびにメンテナンスが必要な掃除道具には、注意しましょう。
その点、使い捨てや、使い終わった後しまうだけの掃除道具なら、気軽に取り組めます。
使いたい時にすぐ取り組める掃除道具を用意して、使いたい時に手に取れる場所にセットしておくと、汚れたその場ですぐに掃除することができます。
汚れは付いて時間が経つほど落としにくくなり、掃除が大変になります。汚れたその場で掃除をする習慣の積み重ねは、いつも掃除が行き届いた気持ちの良い暮らしを実現します。
ポイントを知っておけば、掃除のしやすい環境は簡単に作ることができますので、ぜひ試してみてくださいね。
高麗 朋子 【1級家事セラピスト/整理収納清掃コーディネーター】
記事テーマ
掃除や片付けって、苦手な方が多いです。でもね、ちょっとしたコツを知るだけで、負担を減らすことができるんです!片付いた部屋では、ママの家事がはかどり、パパや子どもも、お手伝いがしやすくなります。ママの笑顔は、家族の笑顔。私たちの、最も身近にある「暮らし」に目を向けて、ママが輝き、家族が笑う、『暮らしやすく』のコツをお伝えします!