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風邪菌をやっつけよう!!冬ダイコンの強い力/2014年12月

本数無制限のダイコン収穫

野菜ぎらいを克服する手段の一つとして、自分で野菜を育ててみたり、収穫してみたりと、畑やプランターなど実際に育つ場での経験もおおいに役立つことを、このコラムでも紹介してきました。

 

サツマイモ掘りや夏野菜の収穫体験など、学校などを通じお子さんもたくさん経験しているかもしれませんね。

 

では、これから旬の時期を迎える冬野菜の収穫はどうでしょうか?

ダイコン、白菜、ブロッコリー、ネギ、ほうれん草など、収穫したことはありますか?

 

先日、幼稚園児を対象にした親子ダイコン収穫に参加しました。

 

実際にダイコンが育つ様子をみたお子さんも多く、畑に着くなり

「大きい~!!」「いっぱいある!!」「葉っぱもすごい」など歓声があがっていました。どれも立派なダイコンなので、お母さんたちもワクワクしている様子です。

 

実際に引き抜こうとすると・・・・・

 

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とても大きく大地にしっかり根をはっているので、なかなか子どもの力では抜けません。大人が少しだけ力を貸して途中まで引き抜いておき、最後を子どもにまかせると・・・

 

ダイコンが大きすぎて、ドシン!!と尻もちついてしまいました。

 

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それほど立派なダイコン! 持ち上げるのも大変なほどです。

この日は本数無制限で持ち帰れるだけ収穫できたのですが、とても立派すぎて

3本が限界! それでも自転車のかごにのせると大きく伸びた葉が飛び出してしまうほどでした。 

ダイコンの葉が昼間に広がるのは?

お店では葉をカットされて売られていることが多いので、実際のダイコンの葉の大きさに驚いている方も多くいました。

 

昼間のダイコンの葉は、とても大きく広がっていますが、どうしてこんなに葉を広げているのでしょうか?

 

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太陽が出ている間のダイコンの葉は四方に広がって、光合成を行うために日光を浴びます。

そうして作り出した養分を根の部分に蓄えて、美味しいダイコンを自分で作っていくんです。

 

葉や光があるおかげで、立派で美味しいダイコンに育つんですね。

ダイコンの根の丸いくぼみを見てみよう

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こうして育つダイコンは、葉からの栄養と、地面に張った根から水や肥料の栄養を吸い上げて蓄えて太くて長く育っていきます。

 

その証拠が見られるのが、根の表面にある小さな丸いくぼみ。ひげ根の部分です。

 

このくぼみから髭のような細い根を土にのばして、栄養を吸って成長しているので、ダイコンを食べる前に、一度根の表面のくぼみを観察してみましょう。 

風邪菌をやっつけよう!ダイコン・はちみつ

葉は大きく広げ、根は大地に下ろし、自然の恵みを全身で受け止めて育つダイコンには、消化酵素のジアスターゼが含まれているので、消化を助けて胃腸を元気にしてくれる優良野菜。

 

そのダイコンをはちみつにつけた「ダイコン・はちみつ」は、昔から風邪の予防として紹介されている民間療法の一つです。

小さく切ったダイコンを、はちみつに漬けるだけのシンプルなレシピですが、特に喉の痛みや咳の緩和には効果があるとされて、古く江戸時代から薬の代用品として愛用されていたそうです。

 

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おばあちゃんの知恵袋などの本でも紹介されていますね。

 

ダイコンに含まれている酵素のジアスターゼは消炎作用をもち、喉の痛みを緩和してくれ、はちみつの殺菌力が細菌類の増殖を抑えてくれます。

 

作り方はとても簡単で、カットしたダイコンをはちみつで漬けるだけ。

 

しばらくすると、ダイコンから水分がでてはちみつに溶け出します。はちみつがサラサラになれば完成!

そのままシロップのように舐めてもいいし、お子さんには少しお湯で割ったり、お好みで柚子やレモンの果汁を少し入れると、レモネード風味になって飲みやすくなりますよ。

 

味で表現すると、苦くて甘い「にがあま」風味ですが、甘みと水分が多いダイコンの真中部分を使用すると苦みが少し和らぎます。

 

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空気の乾燥と共に流行し始める冬の風邪。

喉がいがらっぽく痛いとき、咳が止まらずにつらい時など、予防には様々な方法が紹介されていますが、ダイコン・はちみつのパワーもなかなかのものです。

薬ではないので即効性とは言えませんが、症状の緩和には役立ちます。すりおろした生姜も一緒にとると身体がホカホカして冷え症緩和にもおススメです。

1本購入すると様々な料理にも使えますので、ぜひ真ん中部分を少しだけ使って、風邪菌をやっつける!ダイコンのパワーを味わってみてください。 

Information/お知らせ

一歳未満のお子さんへのはちみつの使用はお控えください。

Mama's profile/プロフィール

香月 りさ

香月 りさ 【アクティブ野菜ソムリエ 野菜ぎらい克服塾講師】

記事テーマ

食べるが楽しくなるHow To ~ 野菜ぎらい克服塾より 苦手を好きにするアドバイス

子育てにおいての大きな悩みのひとつは、子供の食生活。離乳から成長期にかけての偏食や好き嫌いなどは、身体や心を育む上で影響を与えてしまいます。「野菜ぎらい克服塾」の現場から、それを克服するヒントをご紹介します。
キッズ野菜ソムリエの母で「野菜」「話す」のプロが、食べる喜びや野菜のおいしさなど、身体と心を元気に育むベジフルライフをお伝えします。

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